【お知らせ】本学・桜美林大学が初めてICAF(インターカレッジ・アニメーション・フェスティバル)に参加しました
本学・桜美林大学が国立新美術館で開催されたICAF(インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル)に今年、初めて参加した。そして、私は本日最終日にはなってしまったが、会場に足を運んだ。
ICAF とは、アニメーションを学ぶことのできる大学などの専門教育機関の教員が推薦する学生作品を一堂に集め、上映を行う映像祭である。このICAFからはアカデミー賞短編アニメーション賞をはじめ国際的な賞を受賞したクリエイター達を多数輩出している。☛https://icaf.info/
本学に西野毅史先生が2023年に着任後、さまざまな努力を重ね、カリキュラムを充実させた成果としての今回のICAFへの出展となった。西野ゼミや西野先生の授業を中心とした学生たちの作品は8点。改めて、国立新美術館・講堂の大スクリーンで見て、どれもが力作だと実感した。
素晴らしい躍進ぶりだ。
桜美林大学の大きな特徴は2つある。
1.「学部」ではなく「学群制」を採っていること
2.初年度から基礎的なことを学べること
1.は国立では筑波大学が取り入れているが、私立も含めまだ多くはない。「学群制」は学生が自分の興味や目標に合わせて学びたい学問領域を柔軟に選択できる教育システムだ。専門領域を中心として複数の学問分野を総合した形で構成されているため、学部よりも学問分野が広くつながっているのが特徴だ。普通、大学でいうところの「学科」も「専修」と呼んでいる。
であるから、今回の出展も「桜美林大学 芸術文化学群 ビジュアル・アーツ専修」としてだ。
2.は入学の条件に専門的な知識が必要ないということを表している。これは、実はメリットが大きい。美術大学や美術系の大学のように、入試のために美術予備校やアトリエに通う必要がないため、高校時代にその年代ならではの貴重な時間を十分に使い切ることができる。
本来であれば、この「栄光の場」は学生たちと指導をした西野先生のためのものであることは明白であるが、たまたま会場に居合わせた私は、司会のアニメーション作家で東京造形大学特任教授の若見ありさ氏に舞台に引きずり出されてしまったため、以上のような本学の特徴を話させていただいた。だが、若見氏にはいい機会を与えてもらった。ご笑止願いたい。