【今日のタブチ】松本人志氏性加害疑惑に見る日本の「レイプカルチャー」

今朝の新聞に、フェミニズム専門の出版社であるエトセトラブックスの代表取締役である松尾亜紀子氏のコラムが載っていた。
松尾氏はこのコラムのなかで「レイプカルチャー」を挙げている。
「レイプ・カルチャー」とは、性的暴力が普通のことと考えられていて、レイプしないよう教えられるのではなく、レイプ「されない」よう教えられる文化を指す。1970年代にフェミニストが初めて用いた用語だが、松尾氏は、加害者よりも被害者が非難され、性的な暴力が当たり前とされ、性的同意があいまいにされる文化を「レイプカルチャー」だと述べ、日本の日常にはびこる「性差別的な態度」「性暴力ネタ」「下ネタ」がレイプカルチャーを底辺で支えてしまっていると警鐘を鳴らしている。
さらには、日本のお笑い番組はこういった「ネタ」や「ノリ」を提供し続け、レイプカルチャーを維持した存在として、松本氏はその中心にいたと指摘している。
何よりも私が賛同したのは、日本の社会に潜在するレイプカルチャーの考え方が被害者とされる女性への誹謗中傷につながっているという点である。まず、誹謗中傷は犯罪である。また、性的暴力は普通ではないし、レイプ「されるほうに」非があるとするような考え方は「文化」とは呼べない。

「BuzzFeedNews」より

【今日のタブチ】松本人志氏性加害疑惑に見る日本の「レイプカルチャー」” に対して2件のコメントがあります。

  1. yamato より:

    ”支配欲”とい視点は勉強になりました。

    話題と方向性が異なりますが、日本賞を受賞していたノルウェー公共放送の「ライク ミー 二度目のチャンス」は素晴らしい作品でした。映像から得るものが大きいと感じました。

    が、ほとんどの人は見られないと思いました。機会的にも時間的にも物理的にも。

    1. 田淵 俊彦 より:

      yamato様
      コメントありがとうございます。
      「ライク ミー 二度目のチャンス」見てみたいですが、おっしゃるように見られるチャンスがなさそうですね・・・。
      残念です。田淵 拝

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