【今日の新聞から】お年玉付き年賀はがきの賞品に驚く

今日の新聞には、2024年お年玉付き年賀はがきの賞品当選番号が発表されていた。
そして1等の賞品を見て、驚いた。「現金30万円か、電子マネー31万円分」…世相をあらわしていると感じた。いまの世の中、品物より「現金」なのだ。

そこで気になった「今日のタブチ」は年賀はがきの賞品の変遷を調べてみた。
「年賀状博物館」というWebサイトによると、第1回のお年玉付き年賀はがきの賞品は次のようなものだった。https://futabanenga.jp/blog/hakubutsukan/386/
特等:ミシン
1等:純毛洋服地
2等:学童用グローブ
3等:学童用こうもり傘‥‥
この時代の庶民の夢のひとつに、ホームメイドで洋服をつくることがあったという。子どもターゲットの賞品が並んでいるのは、ベビーブームの反映だそうだ。
その後の1等の賞品を見ていくと時代がよくわかる。1956(昭和31)年には電気洗濯機、60(昭和35)年にはフォームラバーマットレス、65(昭和40)年以降はポータブルテレビや8ミリ撮影機・映写機セットなどが続き、84(昭和59)年には電子レンジが、86(昭和61)年にはビデオテープレコーダーが登場する。庶民の手が届きそうでなかなか買えないものが賞品となる傾向があり、平成に入ってからは、海外旅行や最新式テレビ、パソコンなど数点の中から1点を選ぶ形式に変わる。バブル景気とその崩壊、そして、その間に進行した消費の多様化を反映していると分析していた。

そうか…「庶民の手が届きそうでなかなか買えないもの」なるほど…。だから30万円なのか、と納得した。こちらも先日の新聞からの情報だが、続く円安で庶民の現金の「目減り感」としての額は30万円くらいだそうだ。30万円という額がなぜ設定されたのか、なぜ40や20ではなく30なのか、そんなことを考えてみるのもおもしろいかもしれない。

「Yahooニュース」より

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