【今日の新聞から】レジ仕事に椅子は必要か?~「その常識は“どこの”常識ですか?」という言葉に目から鱗

今朝の新聞には、レジなどの立ち仕事をする人のために企業が椅子を設置する動きが広がっているという記事があった。
なんとなく私たちの世代では、もともと立ってする仕事や特に接客業の場合、座ったりしていると「怠けている」や「態度が悪い」などという先入観や固定観念がある。その考え方自体もすでに時代遅れでおかしいのだ。
記事によると、そもそも「立ち仕事に関する労働安全衛生規則」というのがあって、「事業者は、持続的立業に従事する労働者が就業中しばしば座ることのできる機会のあるときは、当該労働者が利用することのできる椅子を備えなければならない」と記されている。これはすでに企業の義務なのだ。
このように60年生きてきたわたしですら(いや、60年生きてしまったからなのか)、先入観や固定観念、自らの常識にとらわれていることが多い。

昨日もこんなことがあった。会議中のことだ。「本学の学生のマナー」について話をしているときに、「先生をさん付け」にしていいのかという話題になった。私は「先生をさん付けにすることは、不快に感じる人もいるので、社会に出るとよくない。それが常識だ」というようなことを述べた。すると会議に参加している人の中から、「それはどこの常識ですか?」と言われて「はっ」と思った。そうだ。私は常識にとらわれていた。それは“自分自身の”“勝手な”常識だ。
私は目から鱗を落としてくれた、この発言とその人物に感謝している。

「ハフポスト」HPより
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_660b9253e4b005f1609ede55

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