【今日の新聞から】小学生女子ソフトボールチーム「石神井スマイル」のプロモーションに生成AIを活用ー素晴らしい試みだが、一方で浮かび上がる危惧
練馬区に拠点を置く小学生女子ソフトボールの強豪「石神井スマイル」が、27日から秋田県で開かれる全国大会に出場する。ぜひ頑張ってほしいものだ。
そしてその応援やプロモーションに生成AIが一役買っているという話題が記事になっていた。チームのPRのためにTシャツやクリアファイルが作られたがそのイラストのデザインは生成AIによるものだという。
その出来を見てみたが、なかなかよくできている。チーム内でも「かわいい!」と好評で、プロモーション効果としては抜群のようだ。
このこと自体はとても良いことだと思うし、生成AIの使い方としては正しい。だが、その記事の中にあったある言葉が私は気になった。
プロのイラストレーターに依頼するのに比べ、格段に短時間、低価格で製作可能。
時間を短縮できるから、値段が安いからと言って、プロに頼まないですべてAIがやるようになったら、人間の仕事や創作活動はどうなるのか。
そんな危惧を抱いたからだ。
「時間がかかっても」「少しくらい高くても」いいものはいい。そう理解してくれる人が増えればいいなと思うと同時に、「いいものはいい」と言ってもらえるような作品を作りださなければAIと勝負できないということをひとりのクリエイターとして肝に銘じた。
「東京新聞TokyoWeb」より
AIが作成した石神井スマイルの選手たちのイラスト