【活動報告】名古屋の保護者会に出席してきましたー前夜は「人生の師」と尊敬する方との会食
26日㈮前乗り、27日㈯本番、というスケジュールで本学・桜美林大学の「保護者会」に出席してきた。
26日の夜は、私が「人生の師」のように尊敬する方との会食だった。「芸能界の重鎮」で大変高名な方なので名前を出すのは控えておくが、「保護者会で名古屋に行きます」と報告したら「では、ぜひお会いしましょう」と仰っていただき、歓待をしてくださった。ありがたいことだ。やはり、人格者は人に接する姿勢もスマートだ。素晴らしいお寿司屋さんで、三河湾の海の幸を充分に堪能させていただいた。
そして、翌日はいざ本番の保護者会。昔と違って、大学も在学生の親御さんに対して手厚いアテンドをしている。特に私学はいま、入学者獲得のためにさまざまな方法で対外的なアピールをしているのである。ホテルの宴会場で円卓に座り(以下の写真は本学の様子ではないが、ほぼこのような感じ)、学群ごとに教員と保護者の方が話をする。キャリアサポートセンターの職員も出向き、就職相談などもおこなう。
この保護者会の話をすると、だいたい「先生も大変ですね」と言われたり、「そんなことまでやらなければいけないんですか!」と驚かれたりするが、私は全然そんなことはなく、逆に楽しませてもらっている。過当競争のなかで、大学も努力をするのはいわば「当たり前」のことだ。今年度、私は領域長と入試委員長を拝命しているので、当然の学務であると思っているが、それ以上に在学生の親御さんと話をするととても勉強になることも多いので、良い刺激になっている。
私も今年高校3年と中学3年の子どもを抱える親なので、「親の気持ち」を理解しているつもりだが、それでも「人さまざま」で、「あぁ、そういうふうにお考えになるのだ」とか「なるほど」と思わせられることも多い。自分の子どもが大学生になったらこうしよう、こういうことに気をつけようと教えられる。
昨日もお話をしていた親御さんが、「就職のことはあまり踏み込まないようにしようと気をつけている」と仰ったので、「そういうものか」と感じ入っていた。私は人や物事に「干渉し過ぎる」きらいがあると自覚しているので、「これは気をつけなければ」と肝に銘じた次第である。
「朝日新聞 Thinkキャンパス」より