【活動報告】市民大学「あなたの常識、いったん捨ててみませんか?:世界のウルトラな民族に見る『驚きの能力』」の第一回目をおこなってきました~認知症不明者が1万9千人を超えた件を考える
今日は、相模原市と町田市エリアの「さがまちコンソーシアム」が主催する市民大学の講師をおこなってきた。桜美林大学コース「あなたの常識、いったん捨ててみませんか?:世界のウルトラな民族に見る『驚きの能力』」という3回にわたる講座だ。*内容は以下にあるのでご覧になってみてほしい。
☛https://sagamachi.jp/manabi/shimin-daigaku/list/pdf/B2410905.pdf
桜美林大学がこの市民大学でコースを組むのは久しぶりだという。場所は淵野辺のプラネットキャンパス。淵野辺駅の目の前にあるという極めて羨ましいアクセス条件だ。私がいつも通っている芸術文化学群のひなたやまキャンパスとは大違い。初めて訪れたが、コンパクトにまとまっていて奇麗でよかった。
そして今回のこの講座、ありがたいことに定員30名のところ40名の方の申し込みがあった。さらに嬉しいことに、年齢層が80代以上が7名もいらっしゃる。70代は22名と両方を合わせると半分以上になる。
皆さんとても熱心に私の話を聞いていただいていて、ときどき笑い声もあがり、とてもお元気なご様子にこちらも元気をいただいたような気がした。私がマイクを持って意見を求めると、しっかりとご自身の考えを述べられていたのも、素晴らしいことだと思った。今日も横浜は暑かった。開講の時間も14時からだったが、皆さんご自身の足でしっかりとお出かけされていることがとてもいいと感じた。
そして何よりも、今回のこういったテーマに興味を持つという「知的好奇心」がすごいと思った。私がその年までそんな「知的好奇心」を持続できているかどうか、怪しいものだ。
そして、今朝読んだ新聞の記事を思い出した。認知症不明者が1万9千人を超えたというニュースだ。2023年に、認知症やその疑いがあって全国の警察に届け出があった行方不明者が1万9039人にのぼったという。前年から330人増えて、12年の統計開始以来、11年連続での最多更新となった。GPSや、ドローンによる捜索のおかげで1万8221人が生存した状態で見つかったが、553人は死亡していた。
片や元気で市民講座に参加されている高齢者の方がいる反面、認知症になって行方がわからなくなっている方もいる。数十年後、いや数年後かもしれない自分はどちら側にいるのか、そんなことを考えながら、来週もわざわざ足を運んでくださる方々が「おもしろかった」と思いながら帰ってもらえる講座をできるように頑張ろうと心に誓った。
「FNNプライムオンライン」より