【続報】わが友・MORRIEについて
今朝は、昨日のわが友・MORRIEの「還暦ライブ」の話題に触れたが、少し書き足りないことがあったので、続報としてお知らせしておきたい。
4時間近くのライブだったと告げたが、ライブは4部構成になっていた。これがよく練られていた。こだわり屋のオーベーだけあって、さすがだ。
第1部は、MORRIEのアルバム「Ballad D」の楽曲で構成されたパート。少しラテンの匂いを感じさせるようなアコースティックアレンジが心地よい。しかし、一曲目から力強さ満載で「王者の威厳」は健在である。
第2部は、清晴やBorisが加わってMORRIEのソロがたっぷり聞けた。「至福のとき」とはこのことだ。酒を飲んでいないのに、すっかり酔ってしまった。
第3部は、BAKIやSUGIZOが加わった「新バンド」パート。MORRIEとBAKIのツインボーカルは圧巻だった。そして、湊雅史、この人のドラム、やっばっ! すごすぎる。地響きというか、見ている2階席が揺れている。この編成のバンド名はまだ決まっていないらしいが、これから始動だとMORRIEが言っていた。期待できる。
そして第4部は、キター! 「Dead End」パートだ。一曲目から「I Want Your Love」で嬉しい。
なぜ嬉しいのか?
「I Want Your Love」といえば、私には思い出があるからだ。20代のころ、『ポップシティX』という深夜のロック番組のディレクターをやっていた。それでぜひDead Endに出演してもらって、オーベーに歌ってほしいと思った。Dead Endは当時から謎の多い「伝説のバンド」だったので、基本的にテレビには出ない。しかも、そのころDead Endは大手事務所アミューズに所属していた。普通だったら絶対無理な話だが、オーベーは「たぶ公の頼みならいいよ」と事務所に話を通してくれてOKになった。そんな逸話からもオーベー(失礼)、MORRIEの懐の深さがわかるだろう。
ライブに話を戻そう。アンコールにはサプライズがあった。客としてきていたL’Arc〜en〜CielのHydeが突然飛び入り、急遽歌うことになったのだ。
しかし、この4部制のパートを聞いてみると、「ロック」と一言に言ってもいかにMORRIEの音楽性が幅広いかがうかがえる。アコースティック、バラード、オペラ、ボサノバ、さまざまな要素を感じさせてくれる彼の音楽はすでに「ロック」の域を超えている。
生で聞いたことがない方は、是非、目の前で聞いてみてほしい。プラス湊雅史のドラムのときには絶対、行くべきだ。この人のドラムはまさしく「アンラーンunlearn」だ。
最後は皆から60本のバラをもらってすごく嬉しそうなMORRIEを見て、こちらも幸せな気持ちになった。THANK YOU AGAIN,OーBEー!