【今日の新聞から】能登半島地震で輪島の中学生250人が親と離れて避難

今朝の新聞には、「能登半島地震で被災した市立中の生徒を集団避難させる」という記事が載っていた。
まず、避難する子どもたち本人はどんなに心細いだろうと考えると、心が痛む。中には親と離れたくないと被災地に残る生徒もいるという。
次に、送り出す親御さんも不安でいっぱいだと心中を察する。期間は最長で2カ月間というが、そうだろう。子どもにとって親と一緒に過ごす時間はとても大切だ。この時期に「愛着(アタッチメント)」を育むことができるかどうかで、その子どもの「情操」が豊かになるかどうかが決まるからだ。
「情操」とは、美しいもの、すぐれたものに接して感動する、情感豊かな心を指す。道徳的・芸術的・宗教的など、社会的価値をもった複雑な感情である。今回、小学生に関しては精神面の影響が大きいとみて見送られた。
親元から離れ避難をする子どもたちへの精神的はケアはもちろんのこと、同時に私が感じたのは、引率する教職員へのケアや配慮もとても重要だということだ。子どもたちを預かることの負担とプレッシャーは想像を絶するものだろう。彼らのメンタル面に対するサポートも周りは最大限におこなわなければならない。
「教職員はそれが仕事なんだから、当たり前」なんていう考え方は、間違っている。

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