【活動報告】市民大学「あなたの常識、アンラーン(学び壊し)してみませんか?:世界のウルトラな民族に見る『生き抜く知恵』」の講師をやっています

3回シリーズで講師を担当する、さがまちコンソーシアム主催の「市民大学」講座が今日から始まった。
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「さがまちコンソーシアム」とは、「相模原・町田大学地域コンソーシアム」の略で、「市民大学」は本学・桜美林大学が所在する町田市と相模原市のエリアの市民の方に多彩な学びの場を提供する場である。私は本学の地域連携課という部署から委託された。本「桜美林大学コース」のほかに、「青山学院大学コース」「法政大学コース」「和光大学コース」「麻布大学コース」「相模女子大学コース」「北里大学コース」「多摩美術大学コース」など、このエリアにある大学の教員が担当するコースが豊富にラインナップされている。
私は春学期も担当し、その際のタイトルは「あなたの常識、いったん捨ててみませんか?:世界のウルトラな民族に見る『驚きの能力』」であった。今回は「あなたの常識、アンラーン(学び壊し)してみませんか?:世界のウルトラな民族に見る『生き抜く知恵』」であるから、春学期で常識を捨て去って「アンラーン:学び壊し」をしてもらったものを、秋学期で「リラーン:学び直し」してもらいたいという思いが込められている。タイトルをご覧になっておわかりのように、私が30年以上にわたり手がけてきた「世界の秘境」の「少数民族」というマイノリティの文化・習慣を照射した内容だ。
そして1回目の今日は、「大河に生きるワニハンター@パプアニューギニア」を取り上げた。
年齢層は40代を一番下に、上は80代まで。私が授業でおこなっているグループディスカッションなどのAL(アクティブ・ラーニング)を取り入れておこなったが、かなり議論が白熱した。やはり、人生経験が豊富な方々は意見も鋭く深い。パプアニューギニアの「一夫多妻婚(ポリジニー)」から発展して、なぜチベット文化圏には「一妻多夫婚(ポリアンドリー)」が多く見られるのかという議題にも、多くのほぼ的確な答えが出されていった。私がその年になったときにそんな感じでいられるかどうか……と思えるほど70代、80代の受講生の方も元気いっぱいで、なかなか素晴らしいイベントだったと自分ながらに思った。

来週以降も楽しみだ。

チベット文化圏・ネパール北西部フムラ地方の一妻多夫の家族

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