【今日のタブチ】キャベツやジムニーなどの「転売」という由々しき問題~自益の陰で泣いている人がいることを想像できない悲しさ

最近、自らの利益の陰で悲しんだり泣いたりしている人がいることを想像することができない人たちが起こす事件や問題が増えている気がしている。
今朝の新聞にも、記録的な高騰が続くキャベツが、愛知県の畑で大量に盗まれる事件を報じていた。およそ800玉、出荷額にして20万円は零細農家にとっては痛い。
また今春発売予定のスズキのジムニー・ノマドが、月間1,200台の販売目標に対して5万台の注文が入り、受注を一時停止するというニュースが報じられていた。
ひとつめのキャベツはもちろん、盗んだものを闇で転売するためだ。ふたつめのジムニーも「転売ヤー」によって買い占められるという現象が裏にある。
これらを「転売」している人たちのなかには、もしかしたら「生活に困窮して」というやむに已まれぬ理由を抱える者もいるだろう。だが、丹精込めてキャベツを育てた農家の人々の心労、車に乗るのを楽しみにしている消費者の落胆などの〝涙を呑む〟ような気持ちを想像できないのかと悲しくなる。
いつから日本はこんな〝人のこころがわからない〟国になってしまったのか、と今日の記事を読んで思った人は、私だけではないだろう。

「東海テレビ NEWS ONE」より
https://www.youtube.com/watch?v=izUakcReKeE

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