【今日のタブチ】法務大臣自らが公職選挙法に違反するというこの国の政治家の無神経さ~「月餅」を配布して「差し入れ」と言い逃れするのか?
今朝の新聞には驚くべきことが書かれていた。
いや、驚いたというより「呆れた」と言った方が正しいだろう。
鈴木馨祐法務大臣が、法務省職員全体に中国の菓子「月餅」を配っていたことが18日、明らかになったというのだ。公職選挙法は選挙区内の有権者に対する物品の寄付を禁じている。職員のなかに有権者がいた可能性があることは、法務大臣であればわかるはず。知らなかったのであれば、あまりにも浅はかだ。
この人に日本の司法や立法などの行政を任せていて大丈夫かと思った。
鈴木氏は「国会が始まるタイミングで、職員への慰労や激励の趣旨で差し入れた」と釈明したが、詳しい説明や公選法に抵触するかについては言及を避けた。
更に私が問題ではないかと考えるのは以下の点である。現職大臣の公選法違反なら刑事処分は「罰金刑(公民権停止)か起訴猶予」になるが、そうはならないのではないかと懸念するからだ。
法務大臣は検察に対して指揮権を持つ。検察が起訴か不起訴かの判断を迫られた際に、バイアスがかかって公正な判断ができないのではないかと考える。
捜査機関が独自に立件しない。刑事事件にもならない。そんなことになりかねない。
私のような一市民がそんな不安を抱くようなことでは、為政者としてふさわしくない。
ここは、潔く自ら辞任をした方が「法の監督者」として適切な行動ではないかと思うが、いかがなものか。
崎陽軒HPより 月餅
公選法の問題があるのでは
「名無しの権平」様
コメントありがとうございます。
仰る通り、論考のなかでも述べているように私も公選法に抵触していると考えています。
田淵俊彦 拝