【今日のタブチ】「貧困」が「闇バイト」を誘発するという事実~アンケートでは「やるかも」が4/1を超える

困窮する若者を支援するNPO法人「D×P」が、オンライン相談の利用者に闇バイトに関するアンケートをおこなったところ、「経験がある・周囲に経験ある人がいる」と答えた人が11・7%に上った。
「そんなにいるんだ……」と思った。
D×Pによると、アンケートは13~25歳に向けたLINEによる相談者512人からの回答によるものだという。そもそも「困窮に関してオンラインで相談をしてきている人」という分母があるのだろうが、すでにこのデータ自体が「困窮⇒闇バイト」とつながる可能性があることを示している
D×Pは、困窮する若者に闇バイトが忍び寄る実態が明らかになったとして、支援のためのクラウドファンディング(CF)を始めた。素晴らしい試みだ。
そしてさらに驚いたデータが、以下のものだった。
闇バイトに誘われた場合について問うと「やると思う」と断定したのは2・0%とそんなに多くなかったが、「お金に困ったらやるかもしれないと思う」というのが26・0%で4/1を超えた。理由は「生活費や奨学金返還などにお金が必要なため」というのが多かったそうだ。
この数字は、〝生活費や奨学金が払えない〟貧困に苦しむ若者たちが犯罪に手を染めてしまう可能性が高いことを示している。大事なのは、困ったときに相談ができるかどうかだ。そんなときに、オンラインという相談しやすい環境は利点となる。
私の大学という教育の場においても、対面だとなかなか質問をしてこない学生がオンラインだと積極的になるという実績もある。特に現代の若者は、オンラインなどの方が慣れているということもあるだろう。
様々な施策はし過ぎてし過ぎることはない。「犯罪に巻き込まれる」ということになる前に支援をすることが必要だ。
「認定NPO法人 D&P」HP☛https://www.dreampossibility.com/

「D×P」HPより

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