【昨日のタブチ】柴ファミリーのチャリティイベント『おやこで楽しむ♪ふえのふしぎ』を観劇~不思議なリコーダーの音色に癒され、子どもたちの花束贈呈に涙する

昨日のタブチは、東京生育園の聖堂でおこなわれた、『おやこで楽しむ♪ふえのふしぎ』というイベントを観劇してきた。東京生育園は、東京都世田谷区にある児童養護施設で、親元を離れて生活する2歳から18歳までの子どもたちが、ここで職員と共に生活しながら、地域の幼稚園や学校に通っている。
このイベントはチャリティでおこなわれた。リコーダーの第一人者・吉澤実氏、そして柴俊夫氏、真野響子氏、柴本幸氏の「柴ファミリー」が無償でステージに立った
以前、このブログで紹介したが、私は2005年に『柴俊夫・真野響子ファミリーが挑む英雄伝説ナポレオンの道~美食と絵画に隠された謎』で柴ファミリーと出会い、そして今回は柴本幸氏のお誘いでこのステージを観る機会に恵まれた。
いやぁ・・・素晴らしかった。吉澤氏が次々とリコーダーを出して吹いてくれるのだが、あんなにたくさんの種類があるとは思わなかった。「小鳥のリコーダー」というのもあり、その小鳥のさえずりを「record=記録する」という語源からリコーダーが来ているとは知らなかった。アメリカに渡り、俳優業とリコーダーの修行に励んでいた幸氏作曲の『夕陽の唄』は心に染み入った。
そして圧巻は、後半のリコーダーの調べをバックに繰り広げられた柴ファミリーによる絵本『大きな木』の朗読だった。「木」の語りを真野氏、「少年」の語りを柴氏が務めるという豪華夫婦共演だ。
柴氏と真野氏は、公益財団法人「こどものための柴基金」を設立し、恵まれない子どもへの自立支援や食の提供、奨学金の提供などをおこなっている。しかも、こういったチャリティーイベントは2007年から、基金の設立は2009年からと、なんと15年以上にもわたる。なかなかできるものではない。
「こどものための柴基金」HP☛https://shiba-fund.or.jp/
そして私が、思わず涙が出そうになったのは、イベントの最後の子どもたちからの花束贈呈だった。子どもたちは、小学生から社会人らしき人までいただろうか、この東京生育園で生活している子どもやここを卒園した人たちだという。
こころからの感謝の「手向け」とはまさにこのことだと実感した。

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