2025年9月9日 / 最終更新日時 : 2025年9月9日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】お笑いタレント稲田直樹氏インスタ乗っ取り事件:その手口と構造を読み解く――「語りの乗っ取り」に対抗するには インスタグラムのアカウントが乗っ取られ、本人になりすましてメッセージが送られる――そんな事件がまた起きた。お笑いコンビ「アインシュタイン」の稲田直樹氏のインスタグラムに不正ログインしたとして、警視庁サイバー犯罪対策課は住 […]
2025年9月8日 / 最終更新日時 : 2025年9月8日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】本学・桜美林大学のゼミ生を連れて、テクノマックスビデオセンターへ現場研修に行ってきた――「教科書では届かない領域」に学生が触れた瞬間 今日は、ゼミ生を引率して編集所へ現場研修に行ってきた。訪問したテクノマックスビデオセンターは、テレ東系の技術総合会社テクノマックスのポストプロダクション部門である。2023年度に大学に入って以来、毎年お世話になっている。 […]
2025年9月7日 / 最終更新日時 : 2025年9月7日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】『あぶない刑事』と『殺人クラブ』に観る「老い」の可能性――病気という「履歴書」を携えて生きるということ 今日のブログは日曜日でもあるので、少し軟らかめに行こうと思う。配信で「歳を取るのも悪くないな」と思える作品を見た。Amazon Primeで公開中の『帰ってきた あぶない刑事』と、Netflixの『木曜殺人クラブ』だ。『 […]
2025年9月6日 / 最終更新日時 : 2025年9月6日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】自動車関税交渉の犠牲となった「食」と「防衛」の安全――「取引」か「従属」か、いま見極めるべき外交のリスクと本質 今朝の新聞では、トランプ大統領が日本から輸入する自動車への関税を27.5%から15%に引き下げる大統領令に署名したという報道が一面を飾った。日本の基幹産業である自動車業界にとっては朗報とされ、歓迎ムードが広がっている。だ […]
2025年9月5日 / 最終更新日時 : 2025年9月5日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】演劇で「想像力」を育む――田中昌司氏の「脳内劇場」論と本学・桜美林大学の先見的な実践 演劇やオペラを体験するとき、私たちの脳内には「もう一つの舞台」が立ち上がる——そう語るのは、脳科学者・田中昌司氏である。演じる者も観る者も、舞台の上で繰り広げられる物語をただ受け取るのではなく、自らの脳内で再構築し、登場 […]
2025年9月2日 / 最終更新日時 : 2025年9月2日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】サントリー会長「辞任劇」に潜む<語り>と<沈黙>の二重構造──新浪剛史と石破茂、「観測気球」と「煙幕」の力学を問う サントリーHD会長・新浪剛史氏の辞任は、企業倫理の名のもとに語られる「表の顔」を象徴する事件だ。違法薬物疑惑のあるサプリメント購入に関する捜査が発端とされ、企業は迅速に「リスク管理」を発動した。経済同友会代表幹事という公 […]
2025年9月2日 / 最終更新日時 : 2025年9月2日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】学校という子どもたちの領域に忍び寄る「日本人ファースト」という言葉と歴史的な高水準の「エンゲル係数」――無関係に思える2つのニュースに隠された《地続きの構造》と《見えない分断》 今朝の新聞の一面に、まったく異なるように見える二つのニュースが並んでいた。一つは「日本人ファースト」という言葉が教育現場に広がりつつあることへの懸念。もう一つは、エンゲル係数が歴史的な高水準に達しているという報道。片や子 […]
2025年9月1日 / 最終更新日時 : 2025年9月1日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】Netflix作品に観る、日本×アメリカ「ドキュメンタリー」構造の違い――「放送」から「配信」へ……語りの場が変わる今 最近、配信発のドキュメンタリーにハマっている。特にNetflixの作品は、時間と資金を惜しまず、構成・演出・編集に至るまで丁寧に作り込まれている。中でも印象に残ったのが、『アメリカン・マーダー ギャビー・ペティート殺人事 […]
2025年8月31日 / 最終更新日時 : 2025年8月31日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】生活保護申請で「財布チェック」――「屈辱」の先に潜む制度の落とし穴 三重県鈴鹿市が生活保護申請者に対し、財布の中身を1円単位で確認していたことが報じられた。厚生労働省のガイドラインにはそのような規定はなく、申請者からは「惨めな気持ちになった」との声も上がっている。生活保護制度に詳しい有識 […]
2025年8月30日 / 最終更新日時 : 2025年8月31日 田淵 俊彦 お知らせ 【おススメ舞台】本学・桜美林大学による『群読音楽劇 銀河鉄道の夜』――命の重みが揺らぐ時代に、「命の列車」に乗るという意味を問う 本学・桜美林大学の教員でもある演劇プロデューサー・能祖將夫氏の脚本・演出による舞台『群読音楽劇 銀河鉄道の夜』を観た。何より印象的だったのは、この舞台が単なる学内発表にとどまらず、学生・卒業生・地域市民という「三者の協働 […]