【今日の新聞から】「なるほど!」と感心した言葉と発想を2つ厳選して紹介するー乳幼児の「うつぶせ」を防ぐAIとダイレクトメール活用法

今日の新聞を読んでいて、「なるほど!」と膝を打って感心した言葉や発想があったので、紹介したい。

ひとつめは、窒息や乳幼児突然死症候群のリスクを生み出す子どもの「うつぶせ寝」を防ぐため、睡眠中の見守りにAIの活用が始まったという記事だ。うつぶせが50~60秒間続くとアラームで保育士に知らせてくれるものや睡眠中の姿勢や顔色、呼吸の有無などについて記録してくれる機能だ。これまでは保育士が目視や手作業でおこなっていた。
そしてこの便利なAIの活用に関して、大妻女子大の石井章仁准教授(保育学)が述べていた言葉が、「なるほど!」だった。
「AIはヒューマンエラーを防ぐことに役立つ。ただ、あくまで保育士を補助する道具であり、人間の代りにはなりえない」
便利なAIの出現によって人間が怠慢になったり愚かになるようなことがあれば、本末転倒だと感じ入った。

そしてふたつめは、「暮らしのヒント」という21面にある小さなコラム記事だ。群馬県の50代の方からの投書の発想の転換に「なるほど!」と思った。
この方は、これまでダイレクトメールに印字された自分の名前や住所を切り取って、本体部分を捨てていた。個人情報が流出するのが嫌だからだ。これは私も同じで、必ず名前と住所の部分はちぎって家庭ごみへ、郵便物の紙の部分はリサイクルに回している。以下は、その方の投書の抜粋である。
「あるとき、逆の発想で、名前だけをはさみで切り取り、文房具などにネームシールとして、セロハンテープで貼り付けることにした。無料のめーむシールの完成です」
なんと、素晴らしくエコな発想ではないか。この方はパッチワークのサークルで活動しているため、自分のものがすぐにわかって便利になったという。

これまで「こうだ」と思っていたことが、発想を変えたりもとの常識や固定観念、先入観を「アンラーン」することで、新しい道が見えてきたり視野が広がることがある
日曜日の今日は、朝からそんな当たり前の「気づき」を得られた。

「TBS NEWS DIG」より

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