そして三つ目は、羽田空港の事故の当事者であるCAの言葉だ。彼らCAが素晴らしい働きをしたことは世界中から称賛されているように、乗客の命を守る重い役割を担うCAだが、国の分類では「接客・給仕職業従事者」にあたる。平たく言えば「接客業」だ。昔は彼らを「ホステス呼ばわり」して問題になったこともあったように、その地位は高くない。日航機の現役CAは「操縦士などと違い、日本のCAに国家資格がない。経験を伝承するためにも国や航空会社は保安要員としてのCAの役割を再認識してほしい」と述べている。調べてみると、オーストラリアには国家認定であるCertificate in Transport & Distribution – Aviation Flight Operations(Cabin Crew)の資格がある。これは是非検討してほしい。