【今日の新聞から】「スピード感」に関する3つの出来事を考察する

東京都の小池百合子知事が、私立を含む都内のすべての高校の授業料を2024年度から実質無償化する方針を示した。物価高騰で増えている子育て世代の負担を軽減するためだというが、とても素晴らしい試みだ。この点について、川崎市の福田紀彦市長は財政力が違うので足並みをそろえることは困難としていることも印象的だった。
小池都知事が昔、テレビ東京のニュース番組『ワールドビジネスサテライト(WBS)』でキャスターをやっていたことを知る人はいまやほとんどいないかもしれない。「昨日のタブチ」にとって、神宮外苑の都市再開発問題の小池都知事はまったくいただけなかったが、「今日のタブチ」はこの取り組みを大きく評価したい。
また、小池都知事が言った言葉が良かった。

「スピード感を持って、子育て世帯を全力でサポートする」

「スピード感」……いまの情報社会において、何かの改革や取り組みをおこなおうとしたときに、一番必要なことではないだろうか。
もうひとつ「スピード感」に関しては、女性客が高額請求を受けるトラブルが相次いでいるホストクラブの「売り掛け」について、東京・歌舞伎町のホストクラブ経営者らが売り掛けを自主規制して段階的に減らし、来年4月から全廃するという方針を出した。ここにもスピード感の存在を感じた。企業が隠ぺいなどの不祥事を起こした際に最も必要なのは対応のスピード感だというセオリーを踏襲していたからだ。

そして3つ目。東京都新宿区の路上で、タクシー運転手がものすごいスピードでハトの群れに突っ込んで1羽をひき殺したとして、鳥獣保護法違反で逮捕された。容疑者は「道路は人間のもので避けるのはハトの方だ」と主張しているというが、この「スピード感」はいただけない。
「道路は人間のもので避けるのはハトの方だ」という発言も、「地球は人間だけのもの」という独裁的な考え方をあらわしていて、そら恐ろしさを感じた。

このように、同じ日の新聞のなかでの「共通点」を探しながら読んでみるのも、おもしろいだろう。

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