【今日の新聞から】ベニスの絶景は〝死す〟のか?

世界遺産の「水の都」イタリアのベネチアは、増えすぎた観光客の抑制するために人数制限を始めた。

これに関しては、正直な私の考え方としては、「抑制」ではなく一定時期は「観光客禁止」などの措置を取るべきだと考える。かねてからこういった世界的に人気の観光スポットに関しては「オーバーツーリズム」の警鐘が鳴らされてきた。
しかし、いっこうにそれは改善されない。
滅びてしまったものを復元するのは難しい。悲しいかな、「人類〝共有の〟財産」であることを認識してもらえない人が多いからだ。
だとすれば、〝強制的に〟「滅びない」ようにするしかない。そのためには、「観光客禁止」などの措置も致し方ないだろう。人類の遺産は守らなければならない。
また、いまは「バーチャルツーリズム」などの技術も発展している。「なぜ現場に行けないのか」ということを啓蒙しながら、その技術と仕組みを楽しむこともできるはずだ。

いま、最優先は人類に残された環境や遺産をどう維持して存続させてゆくかということだ。そのことに優先することは、何一つとして「ない」と断言したい。

「IDEARS FOR GOOD」HPより

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