【今日の新聞から】マイナ保険証の普及に5,423億円!このお金をほかのことに使ったらどうなる?

今日の新聞には、取材した記者たちの矜持ともいえる記事があった。
マイナ保険証の導入のために国が投じた総コストは、少なくとも8,879億円に上るという。このうち6割、5,423億円は「マイナポイント」などの「バラマキ」と揶揄される普及のための費用だった。その成果は上がっていない。マイナ保険証の普及率は、9月末時点で13.87%にとどまる。

もちろん、この5,423億円は私たちの税金である。
それで、記者たちはこのお金をほかのことに使ったらどうなるかという調査をおこなった。
すると、出てきたのが・・・
1.全国の公立小中学校の給食費を1年間無料にできる
2.物価高に苦しむ年金受給者(5月末で4,400万人いる)の支援に充てるなら、一人当たり1万2千円を支給できる
3.26年度には全国で25万人が不足するという介護職員の月給を2年間にわたって1万円引き上げることができる

など、どの施策も「やった方がいい」と思えるものだ。

この調査をおこなった記者たちの気概と努力に、まずは敬意を表したい。
そして思う、こういったフレキシブルなアイデアを出せる人は、政府の諮問委員にいないのか。
政府に提言する。専門家ばかりで審議委員を固めるのではなく、こういった民意をくみ取る仕組みを早急に確立するべきではないだろうか。

「東京新聞Web」HPより

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