【今日の新聞から】世界で5番目!日本の探査機「月」に着陸成功‼

やはり今日はこの話題を語らねばなるまい。
皆さんもご存知のように、JAXAの探査機が月に無事、着陸した。日本初、世界では5カ国目である。
快挙だ。正直言って、心のどこかでは「うまくいかないのでは」と思っていた。それほどまでに、敗戦国にとって宇宙開発はハードルが高いものだった。(本HPの以下の過去記事もご覧いただきたい)
https://35produce.com/%e3%80%90%e4%bb%8a%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%81%8b%e3%82%89%e3%80%91%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%88%9d%ef%bc%81%e6%9c%88%e9%9d%a2%e7%9d%80%e9%99%b8%e3%81%af%e5%bf%ab%e6%8c%99%ef%bc%81%ef%bc%81/
JAXAの田中均理事は記者会見で、今回の着陸を「ギリギリ合格点の60点」と述べたが、そんなことはない。歴史的な背景を鑑みても、今回の成功は100点に近い。私がそう考える理由は2つある。以下に述べよう。

1.宇宙開発に費やす予算が厳しい
2.「失敗」は「成功」のもと

まず、1.から説明してゆく。宇宙開発は「金食い虫」と言われるが、日本の予算は3,000億円規模。それに比べてアメリカは10倍以上の4.5兆円規模とされている。トマホーク400発をポンと2,540億円出して買うお金があれば、もっと宇宙開発に費やすべきだ。そんな厳しい環境でやっているのだから、「よくぞここまで」という気持ちだ。
2.は「Try&Error」のことだ。和製英語だが、熟語風に言えば「試行錯誤」。問題解決の場面で、さまざまな方法を試し、失敗を重ねながら解決を目指すことを意味している。私は大学の場で、学生と接する際にこの「Try&Error」を実践するように心がけている。一昔前までは「教育」というと「教えて育てる」と思われてきたし、そのように教員側も心がけてきた。しかし、いまは違う。
VUCAの時代においては、「失敗して(自ら)学ぶ」ということが必要だ。だから、学生が間違ったことをしていたり、正解ではない方向に向かっていても、あえて口を出さないで見守るようにしている。私の教育分野は映像だが、映像制作においても、学生が作業を進めているときに「こうした方が効率的だ」や「この方がいいのにな」と思うようなことがあっても、そのままにすることが多い。ただ、放りっぱなしにはしない。しっかりと見守って、「自分で気づく」ように仕向けてゆくのだ。
例えば、学生が編集の途中で悩んでいることがあったら、「どうしてうまくいかないんだろうか?」「何をしたら改善できるかな?」とヒントを与えるが、方法論においての答えは与えない。それはあくまでも〝私の〟答えであって、彼らの答えではないかもしれないからだ。そうすると、学生からは私が想像もしなかったようなアイデアが出てくる。
この「失敗」は「成功」のもとを実現する発芽を、JAXA主任開発研究員の平野大地氏の言葉から感じ取った。今回の着陸によって、太陽電池の発電システムの不具合が発覚した。もしかしたら数時間のバッテリーが切れたあとは充電できず、映像を収めるカメラマン役のソラキューは月面に取り残されるかもしれない。このことを取り上げ、平野氏は「皆さんが宇宙飛行士になって回収してくれるのを待っている」と次世代の子どもたちに夢を託したのだ。
素晴らしい言葉だと思った。そんな理由で、私は今回のプロジェクトの成功は〝とても意味がある〟100点だと断言したい。

YouTube「テレ東BIZ.」より

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