【今日の新聞から】人口84万人が「自然滅」ー出生率東京0.99の恐怖~「自然滅」という言葉を知らなかった……

新聞の見出しの大きさにも驚いたが、その報道の中身にも驚いた。東京都の出生率がとうとう1を切った。人口が84万人減ったということだが、この数字は半端ではないと感じた。さらに、これは政府推計より11年も早いペースだという。
恥ずかしながら「自然滅」という言葉を知らなかった。記事を読んだとき一瞬「自然消滅」の誤植かと思った。だが、「自然滅」とは日経新聞の語録によると以下のようだ。

死亡者数が出生者数を上回っている状態。少子高齢化の傾向をみるうえでの基礎的指標となる。これまで日本は出生者数が死亡者数を上回る自然増で推移してきたが、住民基本台帳ベースでは2006年に初めて減少に転じた。転出と転入の差を示す社会増減と異なり、出生率や平均寿命などの社会構造で決まるため、変動幅が小さい。

では、この自然滅をどう食い止めるかとうことだ。こういった施策こそが、治政者の手腕が問われるところである。小池都知事は得意のカタカナ言葉を使いながらこう語った。

「誰にとっても安心できる施策を、シームレスに打ち出す必要性を強く感じた」

シームレス? なんだ、それ? 「継ぎ目がない」という意味だが伝わってこないなぁ……。
そして肝心の施策だが、高校授業料の実質無償化、18歳以下の都民に一人当たり月5千円を給付、第2子の保育料無償化、卵子凍結費用の助成。まったく統一性がない。これでは、「思い付き」「ばらまき」と非難されても仕方がないだろう。
ご自身でも言っている「誰にとっても」というところが重要なのではないだろうか。「東京都だけズルい」と思われないことも、東京都民にとっては大事なのではないか。

「Yahoo!ニュース」より

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です