【今日の新聞から】大学生がディープフェイクで書類送検

今朝はこの話題に注目する。「ディープフェイク」とはご存じのように、AIの学習機能を使って精巧な画像や動画を合成する技術である。コンピューターが自動的に大量のデータの中からある特徴を発見することができるAI技術のひとつ「ディープラーニング」と偽物を意味する「フェイク」を組み合わせた造語だ。

この技術を使って女子陸上選手のわいせつ画像を作成した罪で、大学生が名誉棄損罪の容疑で書類送検されたという事件だ。
大学生は過去にも女性約70人の画像を無断で投稿していたというから驚きだ。

先日も岸田総理が性的な発言をしたように見せかける生成AIの偽動画が出回って問題になったのは記憶に新しいだろう。ペンタゴンが攻撃されたかのようなフェイク動画が出回ったこともあった。

今回の事件を「今日のタブチ」はどう考えるか……3つの視点から観てみたい。
1.今回の大学生のような、フェイク映像・画像を〝送る〟側の視点から観る
2.フェイク映像・画像を〝受け取る〟側の視点から観る
3.フェイク映像・画像によって〝影響を受ける〟社会という側面の視点から観る

まず1.だが、大学生についてはそれだけの能力があるのであれば、ほかのことにその力を使えなかったとのかと残念に思う。そこに欠如しているのは想像力(imagination)だ。「そんなことをやったらすぐにバレる」そして「バレたら逮捕されるなどの大変なことになる」などの想像は誰にでも働くだろうと思うのだが、この学生にはそれが欠如していたようだ。情報を〝送る〟側にはこのように「想像力」が肝要になることが、今回の事件からはあぶりだされる。

そして2.だが、デジタル時代に突入した真っただ中にいる私たちにとっても、1.で述べたような想像力がとても大切になることがわかるだろう。「この映像はホンモノなのか?」「もしかしたらフェイクかも」と想像する力が求められる。つまり、情報を受け取る側にも「覚悟」や「リテラシー」が必要になる時代になったということを私たちは認識するべきだ。

さらに3.だが、今回の大学生の事案はさて置き、ペンタゴンや岸田総理などのフェイク画像が社会に与えた影響は何だと皆さんは考えるだろうか?
例えば、ペンタゴンの映像が流れた直後のNYダウ平均は下落した。もし犯人が株価操作による利益を得る目的でこの映像を流していたらどうなるのだろうか?
これはよくある「陰謀説」などのチープなレベルの話ではない。私たちの時代は、情報戦に突入したのだ。

皆さんは以上の私の意見をどう考えるだろうか?コメントをお待ちしたい。

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