【今日の新聞から】情けない日本のリーディングカンパニーの実情ー「ブルータス、お前もか」はこちらが言いたい

記者会見で「ブルータスお前もか」という言葉を発したトヨタの豊田章男会長。日本のリーディングカンパニーも地に落ちたかと実感した瞬間だった。一説によれば、これはシーザーの言葉。ときの権力者、独裁者の言葉だ。それを引用すること自体が傲慢だ。
当事者として責任を痛感すべきであるのに、茶化したかのようにも聞こえるこの言葉。信頼していた者に裏切られたということを言いたいのであれば、それを言いたいのは国民の方だ。それとも国民の気持ちになって自分を「ブルータス」と例えたのか。随分と先回りした思考だ。
「トヨタは完璧じゃないんです」という言葉にも違和感を抱く。人の命を預かる車が完璧じゃなくて、何に命を預けているのか。しかも今回はその安全基準を偽装していたということだ。「完璧じゃない」といってミスを庇うようなことではない。偽装は意図的に行われていたのだから。
さらに言えば、なぜ会見に社長が出てこないのか。いかにトヨタの企業ガバナンスがマヒしているか、機能不全に陥っているかを証明していると言わざるを得ない。

ナショナルカンパニーとして信用していたブルータスに裏切られた国民はいま、失意のどん底にいる。

「YouTube」より

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