【訂正】重罰化している「子殺し」

昨日のHPで「親族間で増幅される憎悪」という記事を書いた。その中で親が自分の子どもを殺害した場合の刑の軽さについて述べた。「嬰児殺しは懲役3年前後、2人殺しても懲役5~6年に過ぎない」とも記述した。
この件について、訂正したい。
今朝の新聞を読んでいたら、埼玉県の本庄市の住宅で2022年に当時5歳の娘を虐待して床下に埋めた母親に対する控訴審判決の結果が出ていた。東京高裁は、母親に対して懲役10年、同居人に対しては12年の懲役を下した。例の「洗脳虐待」の事件だ。
だいたい普通の殺人罪の場合の量刑は10年とされているので、それに相当する。
大阪府で2歳の孫を自宅に放置して死なせたとされる祖母には、求刑通り懲役9年の判決が言い渡された。これも多少の情状酌量があるが通常の10年に近い判決だ。
したがって、私の昨日のコメントは間違っていることになる。いまだ軽めの判決の印象がぬぐえないが、「子殺し」は厳罰化している。私はその理由として虐待の事例が増えるにつれ、これに歯止めをかける意図があると観ている。
以上の点について、謹んでお詫びを申し上げ、訂正したい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です