【いつも応援してくださる皆さんへ】今日公開したプレジデントオンラインの論考について
いつも応援してくださる皆さん、ありがとうございます。この場をお借りして、御礼といまだから語れる「この論考を公表した思い」を述べたいと思います。
今回の論考を発表することは怖かった。
躊躇しました。
いろいろなことを考えました。
「エール」を送ったつもりのテレ東がどう思うか。
そのことによって、反撃やさらなる圧力はあるのか。
家族に迷惑かからないか。
そして、電話をかけてきた広報幹部はこの私の告発によってどうなってしまうのか、ということも心配しました。もともとは「同志」であったはずの「A氏(論考のなかでの仮称)」が、社内で責められているのではとか、いろいろ考えました。ある種、A氏も会社や上層部の「被害者」なのではないかと思うからです。
そういうことを考えると、夜中に起きたりとか、朝方に目が覚めてしまい眠れない日も少なくありませんでした。
一時期は、公表するのをやめようかとも考えました。
でも、そんな自分を奮い立たせました。それは私にも自責の念があったからです。
私がテレビ業界を生きた時代は、皆が〝虚勢を張って〟いるような時代でした。〝負けないように〟〝踏ん張って〟ゆかなければ「生き残れない」、そんな雰囲気がありました。その真っ只中にいた私は、いまでいえば「アウト」と言われるようなことをやってこなかったというと、正直「嘘」になります。Nスぺのなかで語った、ジャニーズ性加害問題を看過したこともそのひとつです。それは大きな「後悔」であり、「罪滅ぼし」の意味もあって、私は踏み出すことにしました。
しかし、それでもそんな私でも、今回のようなすごく影響力のあることにコメントしたり介入すしたりするような「役割」を担う自信はありませんでした。
しかし、ここで転機があったのです。
本学・桜美林大学に入職し、素晴らしい学生たちに出会うことで、私のこういった思いは変わっていったのです。
「この将来ある若者たちのために、できることをしなければならない」
そう思うようになったのです。
それが、1月に発売した書籍化というかたちになり、そして今回Nスぺに出演し、先日のFridayデジタルや本日11月18日のプレジデントオンラインの論考を公表する「勇気」につながっています。
本当はとても〝ビビりで〟〝臆病な〟私です。でも、今回、SNSで多くの人々に支えていただきました。Xでは多くの方々に応援や支援のコメントをいただいています。また、友人の多くが「大丈夫か?」「無理し過ぎていないか?」と連絡してくれています。
皆さん、本当にありがとうございます。
私が以上に述べたような思いで綴った記事を一人でも多くの方に読んでいただき、この現状を知ってもらいたいと思います。
そして私の大好きなテレ東が、かつてのテレ東の姿に戻ってほしい、そう願っています。
そのために、皆さんの「拡散」による応援をお願いします!
☛https://president.jp/articles/-/88262