【今日のタブチ】トランプ氏就任式に100万ドルを寄付するトヨタの思惑~違法献金に当たらないのか?

今朝の新聞には、トヨタ自動車の北米事業を担う北米トヨタが、来年1月20日に開かれるトランプ氏の就任式に100万ドルの寄付をすると明らかにしたという記事が載っていた。100万ドルというとおよそ1億5700万円もの金額だ。
北米トヨタの広報は「多くの企業と同様に、当社も米国における存在感の高まりを反映し、就任式を支援できることを嬉しく思う」と述べているが、いかがなものか。日本の自動車メーカーへは関税などの点において強気の姿勢のトランプ氏に取り入りたいという思惑が見え見えだが、フォードやGMも同じように寄付しているなか、「うちだけがやらないとマズい」という横並び主義が見え隠れする。
何よりも、日本でこれだけ献金疑惑が騒がれ問題になっているのに、よくも平気だなぁとその厚顔ぶりにもあきれる。そもそも、トランプ氏の就任式のおりの寄付に関してはこれまでも不正献金違法献金がささやかれてきた。2018年には米ニューヨークの連邦地検が違法献金の疑いで捜査に入っている。そういったことももちろん、トヨタは承知の上なのだろうが、だとすると日本の消費者や国民にはなんと説明するのか。
そう問うと、「北米トヨタは現地法人なので米国においては外国企業ではない。したがって、日本の企業でもない」と言い訳するのだろうが、それは詭弁ではないのか。今日の寄付のニュースを読んで、そんな思いが頭のなかを駆け巡った。

「YouTube」HPより

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です