【今日のタブチ】五島列島・奈留島フィールドワーク撮影研究――到着までの“珍道中”
昨日2月9日㈪から、本学・桜美林大学の学術研究フィールドワーク撮影で、五島列島・奈留島に来ている。毎年恒例のフィールドワークだが、今回の目的は「かくれキリシタン」のクリスマス儀式「お大夜(たいや)」の復元を撮影することだ。
だが、昨日の移動は難儀を極めた。朝、羽田空港に行くと人が溢れていた。前日の大雪の影響で交通網が乱れ、人の移動が滞っているというのもあるが、大きくは機体の遅れだ。私が乗る飛行機は長崎路線。長崎からやってくる飛行機は羽田で折り返すのだが、この到着が大きく遅れた。そしてもちろん、タイムテーブル全体が遅延していく。
私は、長崎で五島列島の玄関口・福江島にある五島つばき空港行きの飛行に乗り換えることになっていた。同じANAが運航しているということで、乗り換え時間は20分しかない。しかし、羽田ー長崎便が遅れたことで、この乗り継ぎができないということが、荷物預け入れカウンターで発覚した。しかも、福江に向かう飛行機は小型のプロペラ機で、もしこれに乗れなければ、本日中に奈留島までたどり着けず、現地での貴重な時間が削られることになる。
結局、地上係員さんの指示は「とにかく行ってみてください」とのこと。私は、さらに離陸便混雑のため遅延した飛行機に乗って、やきもきしながら長崎に向かった。
すると・・・奇跡が起こった。パイロットさんが頑張ってくれたのだと思う。飛行機は、新しい時刻13:15より17分も早い12:58に着いた。後で聞いた話だが、同じような乗り換え客は4名いたという。私ひとりだったら、もしかしたら「ひとりくらいならいいか~」となっていたのかと想像するのは、無粋かつ失礼なことだ。
そして私は走った、走った。結果、13:20発の搭乗はまだ始まっていなかった。よかった!
「朝から焦ったな~」と一息つき、小さな飛行機のシートに身を沈め、30分間のフライトは夢の中。
しかし、珍道中はまだ終わらなかった!
福江島の五島つばき空港に着いた私は、路線バスに乗り換え、福江港へ。入り口を入ったところにある観光協会の窓口に向かった。「次の奈留島行きは15:55発のTAIYOでいいでしょうか?」と念のため確認する。窓口の方の返事は「そうですね~」というもの。安心した私は2階のカフェで、急いで昼食を済ませる。
だが、なぜだか私の「心配性の虫」がうずく・・・。それは長年、秘境の旅で培われた感覚と言っていい。
「念のために窓口を確認しておくか」
そう思って、発券窓口へ。すると、「運休」という大きな文字の紙が貼られているではないか!
「え~!さっき観光協会で確認したのは何だったの~」
再度、観光協会の窓口で聞くと、窓口の方も慌てて走り回って調べてくれる。結局、「人手不足のため、この便は運休」とのこと。
「なぜ、その情報が観光協会に共有されていないのか・・・」
でも、仕方ないよね・・・とガックリ気落ちをしながら、何とか計3時間待ちで、17:15発のフェリーに乗り込み、18時に私は奈留島の港に降り立ったのだった。
不幸中の幸いだと思うことにしよう。だって、乗り換え便も間に合ったし、乗るはずの船は運休だったけど、そのあとの「最終便」は何とか運航してくれて、無事に現地にたどり着いた。
私は「ラッキー」なのだ。
明日は、今日午後に撮影するかくれキリシタンのクリスマス儀式「お大夜」の復元映像について報告する。


