【今日のタブチ】高島平のタワマン計画に賛否両論~「金儲けに走っているのではないか」という批判を跳ね飛ばす素晴らしいプロジェクトに本学・桜美林大学の学生が参加しています!

建築当時、「東洋一のマンモス団地」と呼ばれた、東京都板橋区にある都市再生機構(UR)の高島平団地で区とURが、高さ110mのタワーマンションを建築する方針を打ち出した。このことに対して、「富裕層を呼び込む金儲けに走っているのではないか」という批判や住環境の悪化、事実上の家賃値上げを懸念する声が挙がっている。
もちろん、こういった問題はちゃんと考えなければならない。「そういったことをさて置いてプロジェクトが先行してしまっているのではないか」と住民が不安になる気持ちもよくわかる。
本来、こういった取り組みは、高齢化と人口減少が続くこの地域に子育て世代を呼び戻したいという思いから始まっているはずだ。そういった狙いや目的を丁寧に説明して、住民と時間をかけて議論し尽くすべきだ。
同時に今回のこの騒動は、常日頃から自治体やURが地域住民と密なコミュニケーションを取ることの大切さを教えてくれる。そういった意味で、とても素晴らしい取り組みもおこなわれている。
本学・桜美林大学の地域・社会連携課にURからある依頼があったのは、去年の11月のことだ。それは、本学の芸術文化学群の東京ひなたやまキャンパスがある山崎団地で、毎年URが主催している「DANCHI Caravan in 町田山崎」のドキュメンタリーを私のゼミ生の学生に作ってほしいというものだった。
とても光栄なことだ。しかも、今回は大きな節目となる10周年だという。「DANCHI Caravan in 町田山崎」は、東日本大震災からちょうど12年の2023年3月11日に始められた、「防災」をテーマとした地域参加型のイベントである。コロナで中断したが、今年は3月8日㈯、9日㈰に山崎団地でおこなわれる。
公式HP☛https://danchicaravan.jimdosite.com/
キャンプファイヤーやさまざまな楽しいイベント、体験などが目白押しなので、ぜひ足をお運びいただきたい。
そして繰り返しになるが、こういった常日頃からの地域とのコミュニケーションがあれば、高島平で起こっているような住民とプロジェクト側の諍いや誤解、意見の齟齬が生まれないのではないかと思う
余談になるが、学生が作った「DANCHI Caravan in 町田山崎」のPR動画もなかなかよくできている。後日、このブログでも紹介したい。

「UR」HPより

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