【今日の新聞から】リハビリ職の「賃金格差」は解消すべき~秘境チベットで酷使した足は「足底腱膜炎」になってしまった……

今朝の新聞には、理学療法士や作業療法士などの「リハビリ専門職」の賃金は20年来横ばい状態で、看護師や薬剤師との格差が広がっているという。これは由々しき問題だと感じた。
というのも、私は現在、実際に理学療法士さんにお世話になっているからだ。「足底腱膜炎」という病気で整形のリハビリに通っている。「足底腱膜炎」は、足のアーチ構造を支える足底腱膜が炎症を起こし、小さな断裂を繰り返している状態である。 かかとや足底が地面に着地した際に、足底腱膜が伸ばされて痛みを感じる。
しばらく前から違和感を感じていたが、ここ1年痛みがひどくなった。最初は「痛風」の痛みかなと思っていたが、よく考えると私はすでに痛風で、薬を飲んでいると数値は抑えられているのでそれではなかった。もともと偏平足の人がなりやすいらしいが、私の場合はある種の「職業病」のようなものだ。というのも、20代や30代のころはずいぶん身体に負担をかける無理をしていた。
秘境に行くと歩き詰めで足を酷使することもあった。チベットのカイラスに取材に行きたいと考えたが、中国の許可が下りないため、西ネパールのフムラカルナリから徒歩でチベットの国境を越えてカイラスに向かった折などは、毎日40㎞ほど歩いていた。3,000~4,000mほどの高度があるためそんなに早くは進めないが、10時間以上歩きどおしだった。そんな無理をしていたのだから、還暦近くの今になって「ガタ」が来るのは当たり前だ。特に去年、拙著『混沌時代の新・テレビ論』の執筆で、一日何時間もパソコンに向かいっぱなしということが続き、一気に「キタ」気がする。
そんなわけで私は、近くの整形で理学療法士の方からリハビリ治療を受けているため、他人事ではない。私の担当の方は40代でとても優秀だが、何よりも「親身になってくれる」のがいい。できないことは「できない」とはっきり言う私に、家でもおこなえる適切なトレーニング方法を細かく教えてくれる。これを私は毎朝約30分間、夜寝る前に約20分間、欠かさず続けている。不思議なもので、この日々のトレーニングをさぼると調子が悪い。座り仕事が多いというのも影響しているだろう。
こんなわたしにとって、リハビリ専門職の賃金格差は大きな問題だ。早く待遇改善してもらわないと、いま私の担当の方もいなくなってしまうのではないか、そうすると私のこの足はどうなるのか……そう考えると居ても立っても居られない。

「青山筋膜整体 理学BODY」HPより

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