【今日の新聞から】二階氏の「ばかやろう」発言にこの国の未来を憂う
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて、二階俊博元幹事長が党本部で記者会見をおこない、次期衆院選に立候補しないと表明した。
このさいの発言に、私は耳を疑った。
不出馬の決定において「自身の年齢を考慮した判断か?」と記者に聞かれ、「年齢に制限があるか? お前もその年、来るんだよ」とすごみ、小声ではあるが「ばかやろう」と吐き捨てた。
「ばかやろう」はあなたの方だろう。
まずこの場がどういう場かわきまえているのだろうか? 裏金事件の釈明の場だ。まったく反省や国民に対して「申し訳ない」という気持ちが見られない。こういう政治家に票を入れてはいけない。こうい政治家がのさばっている国の未来を憂う。
もちろん政治家には定年もないし、政治家をやるのに年齢は関係ない。だが、与党の要職を歴任していまもなお大きな発言力を持つ政治家の身体状況や健康状態が気になるのは、彼らにこの国を託している国民として当たり前のことだ。同じように、アメリカの大統領選でも必ず年齢や健康のことは懸念事項として挙がる。
そしてその国民の疑問を代表して問うた記者に「年齢に制限があるか? お前もその年、来るんだよ」とすごんで「ばかやろう」と述べるとは、見当違いも甚だしい。
人の上に立つ者として、国を引っ張ってゆく立場の者として、おおいに反省するべきだ。
こういう輩がはびこるいまの政治の世界…どうにかならないものか。
「TBS NEWS GIG」HPより