【今日の新聞から】子育て支援「誰でも通園」モデル事業……虐待を防ぐことを目的

今朝の新聞には、気になった記事が掲載されていた。子育て世帯を支援するために、生後6か月~2歳の子どもなら誰でも定期的に保育施設を利用できる支援事業のモデル化を進めているが、なかなか自治体ごとの足並みがそろわないというものだった。保育士などの材の確保や予算の確保が難しいというのがその理由として挙げられていた。

この記事に関して、「今日のタブチ」はどう考えるか?

私は記事のなかのある個所が気になった。それは国がこの制度を立ち上げた理由であった。「虐待などが起きないように」ということが目的だという。

共働き夫婦などの環境はとても厳しい。特に働きながら子育てをしているお父さんお母さんは大変だ。私は本当に申し訳ないことに、子育てを妻に任せて好き勝手に海外ロケに長期間で出かけたりしていた。今は猛省をしているが、後の祭りだ。だが、今はこれまで以上に男は外で仕事をしていればよいという時代でもなくなっている。そんななかで、子育てには大変な労力とプレッシャーが生じるだろう。親も人間だ。ときにはしんどくなるし、愚痴も言いたくもなる。育児を放棄したくなることもあるだろう。精神的に追い詰められて無意識に、ということもあるに違いない。

そんな親たちが安心して働ける環境を作ることは、国の義務とも言っていい。ハードルになっている「保育士などの人材や予算の確保」に関しては国から自治体に対して最大限の支援をするべきだ。そして私が望むのは、これを可及的速やかに進めてほしいということだ。理由は明確だ。「虐待などが起きないように」と国もわかっている。悲惨な事件が一件でも起こらないうちに、先手を打たなければならない。

そしてそんな声を、私たち国民ひとり一人が発することが大切である。

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