【今日の新聞から】日本初!月面着陸は快挙!!

JAXAは昨日、日本初の月面着陸を目指して飛行中の探査機「SLIM」が月の周回軌道に突入したと発表した。凄いことだ。世界でも旧ソ連、アメリカ、中国、インドに次いで5か国目だというが、さらに凄いのは狙った場所から100m以内の精度でピンポイント着陸するという世界でも前例がないことにチャレンジすることだ。他国の着陸精度は数キロから十数キロの範囲内だというからその差は歴然である。
久々に、スポーツ分野以外で〝チャレンジする〟ニッポンを見た気がする。

日本が敗戦によって宇宙開発の途を閉ざされたことは、ご存知の通りだ。私は過去にこのテーマを扱った小説をドラマ化したことがある。真山仁氏の『売国』だ。テレビドラマは玉木宏主演で『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』というタイトルである。アメリカに宇宙開発の情報を売り渡そうとする政治家を敬愛する仲代達矢氏に演じてもらった。「玉木宏×仲代達矢」のバチバチ感は見ごたえがあった。
このドラマの中でも描かれていたが、日本にとって宇宙開発は悲願だ。そういった意味でも「よくぞここまで、開発先進国に追いついた」「よく頑張った」と褒め称えたい。旧ソ連(ロシア)、アメリカ、中国、インドなどの大国に比べて予算が潤沢にあるわけではない。そんな環境で見事だ。私はJAXAの相模原や種子島宇宙センターなどを訪れたことがあるが、決して新しく奇麗とは言えない質素な施設で研究を頑張っていた。

来年1月20日の月面着陸の無事を日本国民の一人として見守りたい。

テレビ東京HPより

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