【今日の新聞から】旭川の中2凍死を「いじめ認定」-どんなに苦しかっただろう……意図的に回避した市の教育委員会は許せない!

北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩(さあや)さん、当時(14)が凍死した問題で、市が設置した再調査委員会が結果を公表し、凍死は自殺とし、いじめとの因果関係を認定した。学校と市教育委員会は、いじめではなく加害生徒の問題行動と捉えていたため、リスクを発見、低減させることができなかったと述べているというが、再調査委員会の野村弁護士は、教育委員会が早く事態を終結させるため「意図していじめの問題としなかった」と指摘している。何のための教育委員会か。
新聞の爽彩さんの笑顔の写真を見て、こみ上げる思いを堪えきれなかった。
爽彩さんはどんなに苦しかっただろう。
爽彩さんはASD(自閉症スペクトラム障害)を抱えていたという。周りは何をしていたのか。彼女の苦しみに気がついてあげられなかったのだろうか。ASDを抱える人は普通の人より物事を深刻に受け止めてしまうところもある。性的ないじめも受けていたというから、自尊感情を損なうまで悩んだことだろう。またなかなか自分からは感情を発露できないという特性もある。「苦しい!」と言えずに、自分で抱え込んで悩んでいた可能性もある。とにかく彼ら彼女らは、周りのサポートがないといけないのだ。それを改めて強く主張したい。

「TBS NEWS DIG」より

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