【今日の新聞から】東京藝大に死蔵されていた校歌が甦った!創造的な試みに拍手喝采!!
東京藝術大学には校歌が存在しない。いや、正しくはあるのだが「死蔵」されている。その校歌を甦らせようという取り組みの記事を読んだ。
素晴らしいことだ。と同時に、滝廉太郎や團伊玖磨、坂本龍一などの名だたる音楽家を輩出しながらその大学に校歌がなかったことに驚いた。
そしてその校歌を甦らせようという執念がすごいと思った。さすが、藝大だ。
しかも、その「幻の校歌」は1930年ごろに山田耕筰によって作られたものだという。これにも驚いた。さすが、藝大だ。
本学桜美林大学の校歌は意外と世間に知られている。私が昨年の4月に入職すると連絡した友人の中には、桜美林の校歌が歌えた人もいた。理由は、甲子園である。
桜美林高校は野球の強豪校だった。高校野球で流れる校歌を私の友人は何度も聞いて、記憶していたのだ。本学の校歌には特徴がある。「yes,yes,yesと叫ぼうよ」という歌詞は、そのメロディーとともに記憶に残りやすい。
今回の記事の中でも在校生が述べている。
「校歌再生で初めて藝大生としてのアイデンティティを感じられた」
校歌はアイデンティティや誇りを喚起させる。復活させた校歌をいつまでも歌い継いでいただきたいものだ。
「読売新聞オンライン」より