【「今日のタブチ」の体験談】「腰痛(狭窄症)」を和らげてくれる絶品イス「デュオレスト」を購入した

私は椎間板ヘルニアを患って、大手術をおこない、腰に巨大なチタンが埋め込まれている。これは長年にわたる秘境での過酷な取材の賜物だ。高地に登り⇔海に潜ってダイビングをする⇔飛行機に乗る、そんなことを頻繁に繰り返しているうちに腰が悲鳴を上げた。しかし、あえて「賜物」と呼んでいるように、私はまったく後悔していない。身体を痛めつけてまでも得るものが多かったからだ。私の人生を豊かにしてくれた秘境をはじめとした海外での取材の数々には、感謝をしてもし切れない。
少々、感傷的になったようだ。今日の話題はそれではない。話を戻そう。
巨大な腰のチタンは身体に負荷がかかる。それはそうだろう。身体に異物が入っているわけだから。そのため毎朝、ちょっとしたトレーニングをおこなっているが、それでも少しずつ加齢とともに、背骨の違う箇所が狭窄気味になってきている。加えて、大学での仕事に本業がシフトしたことでデスクワークや書き物が多くなった。太古に立って生活することから始まった人間の腰にとって、ずっと座っていることがよいはずがない。ということでずっと気になっていたが、やっと椅子を買い替えた。前は手製の木の椅子を使用していたが、腰痛を軽減するという優れモノの椅子を見つけて購入した。
以下の写真の「DUOREST」という商品だ。以下は、HPからの抜粋説明である。

ドイツハンブルク専門大学の名誉教授で物理学者のマティアス・ブリニッヒ氏が開発した「DUOREST理論」に基づき製品化。ブリニッヒ教授自身が腰痛持ちだったことから、ドライブ時の腰痛を和らげることを目的とし、製品開発に入る。その後、試行錯誤の末、自在に動き腰の両脇から包み込む2つの背もたれを発明。当初は医療機関で治療補助チェアとして試験的に活用した。今までにない座り心地が徐々に評判を呼び、ドイツにてオフィスチェアへ変身を遂げる。特許取得国家は最大で24カ国にいたった。ドイツはもちろん韓国で大ヒットし、2005年より日本でも販売を開始する。

以下の写真をご覧の通り、左右に分離した背もたれが大きな特徴だ。脊椎を包むようにサポートするため長時間のデスクワークにも腰に負担をかけないというので、私にはぴったりだと思った。そしてこの商品が置いてある近隣の家具屋などを回り、実際に試してみたところ・・・なんと!私の腰にしっかりとフィットするではないか!!私はデスクワークをしながら結構身体を動かすので、その動きに合わせて背もたれも動いてくれるのが心地よい。アナウンス通り「背骨を包み込むようなフィット感」も気に入った。
だが、問題は値段……かなりお高い……。なかなか即決できる金額ではない。しかし、妻の一言で購入を決めた。
「たぶん、人生最後に買う椅子なんじゃない。そう考えると高くないよ」
そしてこうも言ってくれた。「私は高くないと思う。あなたはそれにふさわしい仕事をしているから」
何と優しい言葉だろう。
私はいま、背骨だけでなく心も優しく包まれて、デスクワークや書き物に励んでいる。

ちなみに、座ってみた妻の感想は「私には合わない」だった……(泣)。

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