【新着!最新情報】だから日テレは「セクシー田中さん」を改変した…なぜか原作通りにはならない「テレビドラマのジレンマ」 テレビが越えられなかった「4項目」とは?
プレジデントオンラインにて前回、私は「今回の“不幸な”事件がなぜ起こってしまったのか」という原因として、①「ドラマ偏重主義」からくる「ドラマ多産化現象」と②コミュニケーションの断絶を挙げた。その後、大きな反響と意見や質問を皆さんからいただいた。
こちらのHPにも、「なぜ脚本を先に作ってから制作に入らないのか? それの方が安全だし、もめることもないのでは?」という質問コメントが寄せられた。書き足りないことがずいぶんあったなぁと反省しきりだった。
プレジデントオンラインの記者の菅原雄太氏にその思いを伝えたところ、「続編をやりましょう!」と言ってくれた。この問題に関しては、テレビメディアだけでなく出版社なども絡んでいるため、オンライン記事を運営している出版社や新聞社にとってはなかなかハードルが高くなってきているという話も聞いていただけに、この菅原氏の即断には感服した。
そして本日、プレジデントオンラインの続編として、さらに深くこの問題を掘り下げ、抜本的な原因を探る記事を公開した。
今回の“不幸な”事件は決して突発的なものではない。テレビの構造的な欠陥に起因していると私は分析している。そして、それをよく理解し改善してゆかないと、また同じような“不幸な”事件は起こってしまうと危惧している。
記事では、私が経験したことを含め、なるべく具体的な事例を挙げて、わかりやすく説明しているのでぜひご一読いただきたい。
プレジデントオンラインの記事☛https://president.jp/articles/-/78572
「映画.com」HPより
(c)芦原妃名子/小学館/NTV
とても深い考察。テレビ局の弱点と問題点が
鋭く指摘されていますね。
メディアとしての力・立ち位置が
変わっている以上、対応することは
必要ですが、変わらないでいることを
見極める力が必要とされていると
思っています。
大学教員としての立場からテレビ局を
ある面冷徹に見る視点を忘れないように
したいと思っています。
岡仁様
コメントをありがとうございます。
仰るように「変わらないもの(=変わらない方がいいもの)」「変わるもの(=変わらなければならないもの)」、両者の見極めが必要ですね。
私的には、教員になったからこそある種、「俯瞰的な」視座で観られるところはあるかなと思っています。
いつも応援ありがとうございます!
田淵俊彦 拝