2025年10月9日 / 最終更新日時 : 2025年10月9日 田淵 俊彦 未分類 【今日のタブチ】小中学校を防災カメラで“見張る”ということ――「監視」と「教育」、その境界を問う 愛知県みよし市が、小中学校すべてに防犯カメラを設置する方針を打ち出した。発端は、2025年夏に市内中学校で教員による盗撮未遂が相次いで発覚したことだ。市はこの事態を重く見て、9月議会に約5772万円の補正予算案を提出。1 […]
2025年10月8日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】《事務業務》に忙殺される小・中学校の教員――世界の“常識”から遅れている我が国の「ワークライフバランス」 今朝の新聞で目にしたOECD(経済協力開発機構)の「国際教員指導環境調査(TALIS)」2024の結果に、思わず手が止まった。日本の教員の勤務時間は、前回2018年調査より約4時間減少したものの、依然として世界最長。小学 […]
2025年10月7日 / 最終更新日時 : 2025年10月7日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】《二律相反》と《しなやかな生命》――ノーベル賞・坂口氏が貫いた信念は、「社会」を治す偉大なる発明 2025年のノーベル生理学・医学賞が大阪大学の坂口志文氏らに授与されることが発表された。受賞理由は、免疫の暴走を防ぐ「制御性T細胞(Treg)」の発見。これは、自己免疫疾患やがん治療に革新をもたらす画期的な成果である。坂 […]
2025年10月6日 / 最終更新日時 : 2025年10月6日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】本学・桜美林大学 田淵ゼミ卒業生が照らし出す《知と経験の交差点》――後輩のために「一肌脱ぐ」その心意気に感謝 今日は感謝を込めて、本学・桜美林大学、私の田淵ゼミの卒業生について書きたい。先週末は、私が所属する芸術文化学群の学祭「桜日向祭(おひな・さい)」だった。その学祭に合わせて、ゼミの卒業生が会いに来てくれた。彼女は朴ヘリンさ […]
2025年10月5日 / 最終更新日時 : 2025年10月5日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】《ガラスの天井》を破った高市早苗氏が企む、“見えない”壁――民主主義の根底を覆す「メディア・コントロール」の危うさ 今朝はこの話題で新聞各紙の一面が持ちきりだ。高市早苗氏が自民党総裁に就任し、史上初の女性首相が誕生した。今回の総裁選は、派閥の思惑が交錯する中での混戦だったが、結果として高市氏が地道な支持を積み重ね、勝利を収めた。注目す […]
2025年10月4日 / 最終更新日時 : 2025年10月4日 田淵 俊彦 回想と思い出 【今日のタブチ】ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は“壮大なる”無駄遣い――《三方良し》の精神を忘れた「名脚本家」の挑戦が向かう先は…… フジテレビで始まったドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』の初回を見た。脚本が三谷幸喜氏であるということから、放送前から評判になっていた。まだ初回なので、この後の展開によって印象が変わる可能性はあるが […]
2025年10月3日 / 最終更新日時 : 2025年10月3日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】町田刺殺事件が及ぼす「一人暮らし学生」への影響――“恐怖”を植えつける、それは《テロ》と何ら変わりがない 町田市のマンションで高齢女性が刺されて死亡した事件。報道によれば、加害者は「誰でもよかった」と供述しているという。衝動的な犯行か、あるいは何らかの精神的背景があるのか。いずれにせよ、その言葉の無責任さと、現実に起きた死の […]
2025年10月2日 / 最終更新日時 : 2025年10月2日 田淵 俊彦 昨日のタブチ、今日のタブチ 【今日のタブチ】“沈みかけた”ニッポンが《異端》外国人を排除する理由――世界の「嫌われ者」になる前に ますます、“嫌な”国になってきた。今朝の新聞を読んでそう思った。自民党総裁選の各候補が、外国人政策の規制強化を訴えているという。高市早苗氏は「奈良のシカが外国人観光客によって傷つけられている。文化財や自然環境を守るために […]
2025年10月1日 / 最終更新日時 : 2025年10月1日 田淵 俊彦 お知らせ 【おススメ映画】大友啓史監督『宝島』が暴いた沖縄の《分断》――それは、私たちの社会にも潜んでいる 気づけば3時間が過ぎていた。沖縄の空気に飲み込まれ、息をするのも忘れていた。映画『宝島』(2025年、大友啓史監督)は、戦後の沖縄を舞台に、米軍統治下で生きる若者たちの怒りと希望を描いた壮大な群像劇だ。展開の速さと映像の […]