【寄稿】なぜ日本テレビは「セクシー田中さん」を改変したのか…元テレ東社員が指摘「テレビの腐敗」という根本問題—「すぐにドラマ化する」という風潮の危険性

プレジデントオンラインの依頼を受けて、いまネットで話題になっている『セクシー田中さん』問題について寄稿をした。

まず最初に『セクシー田中さん』の原作者でマンガ家の芦原妃名子氏のご冥福をお祈りするとともに、関係者の方々には謹んでお悔やみを申し上げたい。
芦原氏は「マンガを大きく改編したプロットや脚本が提出されて(いた)」などと、ドラマ化をめぐるトラブルをSNSに投稿していた。なぜテレビ局は、原作者の意に沿わない改変を行ったのか。私は、「テレビ業界の『ドラマ偏重主義』にトラブルの一因がある」という論拠で執筆をおこなった。
この事件が起こった直後に日テレから出されたコメントには耳を疑った。自己防衛としか思えない言葉が並んでいたからである。自己防衛をする前に、することがあるのではないかと憤りを感じた。昨年2023年の3月にテレビ東京を退職するまで、ドラマのプロデューサーをしていた元同業者の私にとって、許せなかった。
同じクリエイターとして、またドラマやテレビ局の現場をよく知る者として、テレビの現状やドラマの実状を明らかにしながら「今回の〝不幸な〟事件がなぜ起こってしまったのか」を分析してみたいと思った。そうすることが、亡くなった芦原氏や事件に巻き込まれた当事者の方々のためだと考えた。それが執筆に至った理由である。
これ以上はここでくどくど述べるよりも、プレジデントオンラインの記事をお読みいただいた方が早いだろう。☛https://president.jp/articles/-/78338

お読みになってご意見などがあれば、コメントなどを残していただければありがたい。

『セクシー田中さん』TVer公式HPより

【寄稿】なぜ日本テレビは「セクシー田中さん」を改変したのか…元テレ東社員が指摘「テレビの腐敗」という根本問題—「すぐにドラマ化する」という風潮の危険性” に対して2件のコメントがあります。

  1. 岡  仁 より:

    正鵠を射た指摘ですね。
    因みに田淵先生との連携と共創。
    大学としてもぜひ…となりました。
    私が親しくしている企業・団体にも
    加わって頂く想定でプランを
    考えてみます。

    1. 田淵 俊彦 より:

      岡仁様
      コメントをいただき、ありがとうございます。
      とても励みになります。
      岡先生との連携、楽しみにしております!
      田淵俊彦 拝

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