【活動報告】田淵ゼミの学生が映画制作会社「リキプロジェクト」の長期現場研修で頑張っています!

私のゼミでは、2023年度から映画制作会社「リキプロジェクト」(以下、リキプロと略す)の協力を得て、長期間にわたる現場研修に参加させてもらっている。
リキプロジェクトHP☛http://www.rikitakeuchi.com/home/home.html
これは最初、私がリキプロのプロデューサーである大崎真緒氏に「何か現場研修の機会はないでしょうか?」と伺ったことから始まった。すると大崎氏は、即時に「やるからには長期でやりましょう!」と言ってくれたのだ。大崎氏のこころのなかには「次世代の映像を担う若いクリエイターを育てたい」という思いがあるのだろう。
そして、大崎氏による希望学生の面接を経て、実現することとなった。「やるからには長期でやりましょう!」とはなかなか言えるものじゃない。そう今でも、その言葉には感服しきりである。私は、大崎氏が俳優のマネージャーをやっている頃から知っていて、仕事も何回かご一緒した。「性格も人当りもいいし、周りをよく見ていて気が利く優秀なマネージャーさんだなぁ」と思っていたら、映像制作をやりたいとリキプロに転職をしたのだった。

去年は2名の学生が、企画の立ち上げから作品の仕上げまで携わらせてもらった。そのひとつが11月8日㈮公開の石井裕也監督の『本心』だ。本作品は、『月』や『舟を編む』の石井監督が池松壮亮氏を主演に迎え、平野啓一郎氏の同名小説を原作にデジタル化社会の功罪を鋭く描写したヒューマンミステリーである。公開前から、現代の病巣を描いた作品として巷で話題になっている。
映画『本心』HP☛https://happinet-phantom.com/honshin/
2名のうちひとりはかれこれ1年以上、お世話になっている。長期の現場研修、なんと幸せなことか。プロデューサーのアシスタントをしながら、プロデューサー業の一から十までの段階的に学んでゆく。かなり勉強になる日々だろう。私が行きたいくらいだ。そんなふうに羨ましく感じるほどに、大崎氏やリキプロの皆さんには感謝しても仕切れない。
ちなみにこの2名の学生は、早々と希望する映像制作会社から内定を取り付けた。この就活にも、リキプロでの経験が大きく影響していることは想像に難くない。
2名のうちの残りのひとりは韓国からの留学生で、9月卒業だった。卒業と同時にリキプロの研修は終わるので、今回、2024年度のゼミ生のなかから新しく研修生を入れてもらえることになった。この段階では、「補充定員なので1名」と聞いていた。

そして迎えた10月4日㈮の面接日。場所は、この日に大崎氏が仕事をしている東宝スタジオだ。挑むのは、希望学生5名。当日の朝、私まで緊張してきた……。学生には履歴書を書いてもらい、私の方で添削をして、本人が清書したものを事前に大崎氏に送り、面接に臨んだ。
私もその場に立ち会っていたが、どの学生の面接も素晴らしかった。緊張はしていたが、それぞれの個性も出ていて、充分に力は出し切ったと実感した。大崎氏もそう思ってくれたようで、選考は悩みに悩んでくれた。そして当初は1名の定員だったところを2名に増員してくれることになった。学生たちの名誉のために言っておくが、落選した学生はまったく遜色なく、選ばれた学生との間に差はない。

11月以降、新しい「リキプロ長期研修第2期生」2名のチャレンジが始まる。
このブログでも学生たちの「頑張り」や「学び」を紹介してゆくので、皆さんも応援していただきたい。

ⓒ2024 映画『本心』製作委員会

【活動報告】田淵ゼミの学生が映画制作会社「リキプロジェクト」の長期現場研修で頑張っています!” に対して2件のコメントがあります。

  1. 岡  仁 より:

    とても素敵な取り組み。

    ご当地アイドルグループのライブ運営手伝いを
    教え子学生たちが
    時折行っているので(かれこれ7年くらい)
    @クラブチッタ川崎

    興味のある学生の方がいれば
    次回以降、日程次第では
    ぜひ御学、田淵先生のグループからも
    ご参加ください。

    こちらのアイドルグループのMVを
    別の学生グループが他の大学と一緒に
    制作中です。

    1. 田淵 俊彦 より:

      岡仁様
      いいですね~!
      ぜひ、うちのゼミ生とコラボできたらいいですね!
      お声かけ、お待ちしております。
      田淵俊彦 拝

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