【今日のタブチ】〝胸糞悪い〟ニュース3選~「悪意」が蔓延る現代社会……最低の親たち、悪質リフォームのカリスマ、そして一国の首相
今朝の新聞には、結構〝胸糞の悪い〟ニュースが多かった。「悪意」が蔓延る現代社会の様相を垣間見た気がした。
まずは、悪質リフォーム業者を束ねる、悪質リフォーム界の「カリスマ」が逮捕されたというニュースだ。自身を会長とする「清水会」を結成して、SNSで高級車や高級腕時計、札束などの写真を投稿して「スーパーサラリーマン清水」とアピールして、ピーク時には配下に悪質リフォーム業者を150人も集めていた。どれだけのお年寄りや弱者が騙されたのかと心が痛む。2019年2月~24年2月の間に、100億円以上を売り上げたというから、逮捕は遅きに失した。警察はもっと早く逮捕できなかったのか。そうすれば、犠牲者をひとりでも減らすことができたのにと思わざるを得ない。
二つ目は、未成年の実の娘や養女に性的暴力を加える様子を撮影して投稿するグループが摘発されたというニュースだ。これもとてつもなく〝胸糞が悪い〟。グループ内のチャットに「3歳から仕込んでいる」や「ママに言ったらパパといられなくなるけど秘密にできる?と言ったら大丈夫だった」というやり取りも確認されたというから、最低だ。「人の親」とは思えないと同時に、「そんな父親でも会えなくなると嫌だ」と思う子ども心がいじましい。
そして最後は、昨日の東日本大震災発生の日の追悼式での石破首相の言葉だ。「世界一の防災大国にするべく力を尽くす」と言ったというが、どの口からそんな言葉が出てくるのかと呆れて〝胸糞悪く〟なった。原発を推進し、核の抑制に賛同しない限り「防災大国」になどなりはしない。そんなこともわからないのか。だとすると、そんな無知で愚かな人物が首相のこの国はどうなるのか。もしくは、片方ではいい顔をして反面ではまったく違うことをやるという「確信犯」なのか。だとすれば、これもそんな人物に国の行く末を預けて大丈夫なのか。いずれにしても、胸糞の悪さを通り越して、情けなくなる。
「毎日新聞デジタル」より
「スーパーサラリーマン清水」を名乗って
活動していた清水謙行容疑者。
SNSで求人募集をしていた=本人のSNSから