【お知らせ】双葉町で映像ワークショップを開催することになった
11月21日から22日にかけて、福島県双葉町で「みんなで挑戦!映像クリエイター体験」を開催することになった。私は講師として参加し、企画、撮影、編集、発表までの映像制作を参加者の皆さんと一緒に体験する。田淵 俊彦が担当するこの講座では、双葉町の魅力を発見し、それを自分たちの視点で発信するPR動画づくりに挑戦する。
うれしかったのは、桜美林大学の学生たちが協力を申し出てくれたことだ。3年生のゼミ生2名と4年生の学生1名、計3名が参加する。
フライヤーには「学生チューター」と書かれている。なかなか良い響きだ。普段は教わる立場の学生たちが、今回は参加者を支援する立場として活動する。大学で学んできた映像制作の知識や経験を生かしながら、各チームの企画立案から撮影、編集までをサポートする予定である。
今回のワークショップでは参加者15名を募集し、5名程度ずつの3チームに分かれて活動する。それぞれのチームに1名ずつ学生チューターが付き、参加者と一緒に作品をつくり上げていく。プロの映像制作もチームワークなしには成り立たない。そうした意味でも、非常に実践的な学びの場になるだろう。
この企画の背景には、「ふたばまち学」という取り組みがある。東京大学と双葉町が進める「復興知」事業の一環であり、大塚類教授らが中心となって運営している。特徴的なのは、全国の大学や教育機関が協力しながら双葉町で学びの場をつくっている点である。参加者は現地を訪れ、地域の人々と交流しながら双葉町について学ぶ。私自身、こうした形で全国の人々が継続的に双葉町に関わる試みは大変意義深いと感じている。
私はこの発想がとても新しいと感じている。
復興というと、どうしても「支援する側」と「支援される側」という関係になりがちである。しかし、この取り組みはそうではない。全国から人が集まり、双葉町で学び、その体験を持ち帰る。そして今度はそれぞれの地域でその経験を語り、伝えていく。双葉町を知る人を全国に増やしていこうという発想なのである。
実際、この事業には桜美林大学をはじめ、東北文教大学、福島大学、東北福祉大学、埼玉大学、尚絅学院大学、東北大学、信州大学、長野短期大学、日本福祉教育専門学校、東京農業大学、東京学芸大学、東京理科大学、学習院大学、日本女子大学、お茶の水女子大学、東海大学、青山学院大学、芝浦工科大学、立教大学、山梨学院短期大学、名古屋大学、京都大学、京都教育大学、同志社大学、山口大学、九州工業大学など、多くの大学・教育機関が協力している。
大学教育にはさまざまな形がある。しかし教室の中だけでは学べないことも多い。地域の人々と出会い、町を歩き、課題や魅力に触れながら考える経験は、学生にとっても大きな財産になるはずだ。
私自身も映像制作を教えに行くというより、双葉町から学びに行くという気持ちが強い。そして学生たちにも、そうした経験をぜひ積んでほしいと思っている。
なお、このワークショップは協力大学の学生だけを対象としたものではない。小学生から大人まで、映像制作の経験を問わず誰でも参加できる。双葉町を訪れてみたい人、福島の復興について考えてみたい人、映像制作に興味がある人には、ぜひ参加していただきたい。自分の足で町を歩き、自分の目で見て、自分の言葉と映像でその魅力を伝える。そんな機会はそう多くはない。
双葉町で、多くの皆さんとお会いできることを楽しみにしている。




