【今日のタブチ】桜美林大学・田淵ゼミ卒業生たちとの“最後の夜”――胸に去来した、忘れられない時間
昨日はブログをアップできなかった。毎日、記事を楽しみにしてくださっている方が少なからずいらっしゃるので、申し訳ない。
実は、本学・桜美林大学の学位授与式(卒業式)だった。2000人を超える卒業生が東京ガーデンシアターに集った壮観な式典だった。
そして夜には、わが田淵ゼミの卒業生たちから「先生、一緒に食事してください」と誘いを受け、彼ら彼女らと祝杯を交わした。気を遣って声をかけてくれた部分もあるだろうが、やはり嬉しかった。
新宿での2時間のお別れ会はあっという間に過ぎた。集まったのはゼミ生8名と私の9名。我が子を送り出すような気持ちになってしまい、帰りの電車ではついしんみりしてしまった……。
私は2023年に桜美林大学に入職したので、彼ら彼女らは2期生にあたる。まだ手探り状態でゼミ運営をおこなっていた私によくついてきてくれたと思う。ときには厳しいことも言った。だけど、こころに決めていたことが一つあった。
とにかく、いろいろなことを経験させたい。
これからは実学の時代。予測不可能なVUCAを生き抜くためには、「経験知」がものをいうと私は確信している。バラエティ現場の収録、ドラマ撮影の見学、編集所研修、産学連携のドキュメンタリー制作、学生映像プロジェクトへの出展……ゼミの1年間は濃密で、多忙を極めたと思う。それでも途中で音を上げることなくやり遂げた。その事実をまず誇ってほしい。
その積み重ねは、これから社会で困難にぶつかったとき、きっと大きな力になる。ゼミで培った実行力と経験知は、どんな現場でも皆を裏切らない。
卒業生たちは、映像業界に進む者、監督修業をする者、田舎に帰って就職をする者、卒業後も就活を続ける者など、さまざまな道を歩んでゆく。
社会に出たとき、ふとした瞬間にゼミでの日々を思い出してくれたら、こんな至福のことはない。教員冥利に尽きるとは、まさにこのことだろう。
昨晩は、素敵なひとときをありがとう。彼ら彼女ら一人一人に心からお礼を言いたい。そして、これからの人生に幸多かれと祈る。
卒業、本当におめでとう。


