読者の方から「受動喫煙」に関して貴重な意見をいただいた

私のネット記事を読んだ土森武友氏という読者の方からご連絡をいただいた。貴重な意見であると同時に、「なるほど」と思うところがあったので、紹介させていただく。なお、紹介にあたっては、ご本人から許可をいただいている。

始めまして。私、土森と申します。タバコがもたらす様々な問題に関心があって、20年近く情報発信しています。『不適切にもほどがある!』CG加工された「喫煙シーン」…TVの現場に蔓延る過剰な自主規制の正体 https://friday.kodansha.co.jp/article/360880
という田淵さまの文章、拝読いたしました。喫煙シーンを撮りたいという表現の自由もあるとは思います。ただ、国民全体の喫煙率が20%を切る現在、喫煙シーンを演じる俳優5人のうち4人は望まない半強制的な喫煙をさせられてしまう計算になります。このような俳優の健康に危害を及ぼす問題(ひいては人権問題)にどう対処するのか、あるいは喫煙によって撮影スタッフが受動喫煙してしまうという問題にどう対処するのかということに
ついても触れて欲しいと思いました。

仰る通りだと思った。私は、ドラマの現場における表現に関して規制が激化している現状を訴えたかった、と同時にそれによる表現の幅が狭くなっている問題を提示したかったわけだが、「浅はかだった」と反省した。正直に言えば、私はたばこが嫌いだ。たばこを目の前で吸われると顔をしかめたくなる。だが、そういったことと表現の問題は別だと考えていたから、少し紋切り型の文章になってしまっていたと思った。
土森氏が言うように、表現の自由という大義名分のために、現場の演者やスタッフの健康被害が損なわれては元も子もない。たとえば、監督やプロデューサーが「ちゃんと喫煙するシーンを撮影するべきだ」と言って自分は別の部屋で映像を眺めているようであれば、完全に演者やスタッフにパワハラをおこなっていることにもなりかねないだろう。

日本に2人しかいない「インティマシーコーディネーター」。 映画やドラマの撮影現場において、性的なシーンやヌードシーン(インティマシーシーン)を演じる俳優の身体的・精神的安全を守りつつ、監督のビジョンを最大限実現できるようにサポートする職業だ。同じように、喫煙やそのほかの微妙な表現方法に関してもアドバイザー的な職業が生まれるといいなぁと、今日の土森氏の意見から思った。
私は今日がリアル誕生日である。うるう年の2月29日に生まれると、だいたい前の28日か後ろの3月1日にずらす。だから戸籍上は、3月1日が誕生日だ。そして今日のリアル誕生日で還暦だ。恥ずかしながら、還暦になってもまだまだ学ぶべきこと、気づかされること、自分の偏った考え方に「ハッ」とさせられることが多い。

貴重な意見をいただいて、自分自身の気づきが得られた。この場を借りて感謝を申し上げたい。ありがとうございました。
皆さんからも貴重なご意見をお待ちしております。


「四日市市役所」HPより

読者の方から「受動喫煙」に関して貴重な意見をいただいた” に対して2件のコメントがあります。

  1. 寺嶋 法子 より:

    受動喫煙の職場で苦しみ、そのせいで何度もハローワークに行き、転職先を見つけてもらった過去があるものです。この記事を嬉しく読みました。今、住宅での受動喫煙がまだ問題になっています。命や生活を脅かす受動喫煙のない社会を望んでいます。

  2. 田淵 俊彦 より:

    寺嶋様 コメントをありがとうございます。仰る通り、受動喫煙と表現の自由を一緒にしてはいけなかったと反省しています。もっと世の中に、受動喫煙を受けない権利を守ることの大切さが浸透するといいですね。田淵 拝

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