【今日のタブチ】作品は完成しなかった。それでもゼミ合宿は大成功だったと断言できるワケ

ゼミ合宿が終わって先ほど帰宅した。ひとりもゼミ生がケガや病気をすることなく、無事に終わってホッとしている。
今回も、学生たちにとっては実りの多い学びだったと思う。
私がそう感じるのには理由がある。
実は、学生たちは昨日の撮影終了後からずっと編集作業を続け、ほとんど徹夜をしたのだが、今日の午前10時10分からのプレビューの時間には間に合わなかった。作品は完璧な形では完成しなかったのである。
おそらく本人たちは悔しかったと思う。だが、私は今回の結果を決して失敗だったとは思っていない。むしろ大きな学びを得た合宿だったと考えている。

実は私は、うすうすこうなることを予測していた。
あまりにも撮影内容が多かったからだ。映像素材も膨大になり、編集にはかなりの時間を要するだろうと思っていた。
それでも私はあえて何も言わなかった。
ひとつは、一生懸命撮影している学生たちに対して、「要素が多すぎるのではないか」と水を差したくなかったからである。
私自身、テレビマン時代には「このままでは尺をオーバーするかもしれない」とわかっていても、もっと良い映像を撮りたい、もっと良い内容にしたいという思いから、貪欲に撮影を続けた経験が何度もある。作り手というのは本来そういうものだ。より良い作品を作りたいという気持ちが強ければ強いほど、撮りたいものも増えていく。
だから私は、学生たちの行動を見ていて、その気持ちがよくわかった。
そしてもうひとつの理由は、「Try&Error」を実践してほしかったからである。
私が最初から「素材が多すぎる」「編集に時間がかかるから撮影内容を減らした方がいい」と言ってしまえば、それは私の経験による答えであって、学生たち自身が見つけ出した答えではない
実際に失敗してみて初めて、「素材が多すぎた」「欲張りすぎた」「撮影と編集のバランスを考えなければならない」ということを実感できる。
そして、その経験こそが次につながるのである。
だから私は、今回の経験はとても価値のあるものだったと思っている。

何よりも学生たちは最後まで手を抜かなかった。
徹夜で編集作業を続け、プレビューに間に合わせようとギリギリまで粘った。
決して諦めることなく、できる限りの努力をした。
私はその姿勢を大いに評価したい。
また、撮影にも編集にも、若者ならではの感性や工夫が随所に見られた。
学生たち本人にとっては、「完成しなかった」という結果が不本意だったかもしれない。しかし私は、今回のゼミ合宿は成功だったと確信している。
完成品だけが学びではない。
挑戦し、失敗し、その原因を自分で考え、次につなげる。そのプロセスこそが教育の本質だと思うからである。
この経験はきっと彼らを一回りも二回りも成長させてくれるだろう。

ゼミ生の皆さん、本当にお疲れ様。
無事に家にたどり着いただろうか。
今夜はゆっくり休んでほしい。

Voicyでもさらに詳しくこのブログの内容を喋っています!
#033 学生たちが徹夜で編集・・・それでも間に合わなかったワケ
https://voicy.jp/channel/1027821/8156657
ぜひお聞きください!

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