【今日の新聞から】関東大震災から100年 いま「慢心」はないか

3日ぶりに横浜の実家に戻ってきた。
溜っていた新聞をチェック。私が愛読している新聞は公表していないと思うが、やはりおもしろい。昨年2023年の大晦日の一面に「東京変貌 100年に一度の再開発」という記事を持ってきた。
2023年は関東大震災からちょうど100年。そんな年に、東京都心で大規模再開発が相次ぐことを指摘してる。この理由は何なのかを考えることが必要だ。いわゆる「問題点の洗い出し」である。
人が出した問題点に対して意見を言うのは誰にでもできる。しかし、実は普通に見えることや素晴らしい出来事のように思えることに「問題」が潜んでいることを言い当てることは意外と難しい。

今回の問題点は私的には2つだ。
1.この記事は31日、そしてその翌日元旦に石川県で津波を伴う震度7の地震があった。
まずこの犠牲者の方々やその関係者に深く哀悼の念を述べさせていただきたい。そしてくしくもそのタイミングにこの記事が掲載されたということに注目したい。
もちろん、おわかりのように記事の方が先だ。しかし、これが「啓示」のように感じたのは私だけではないだろう。
2.「富の不均衡」が生じる可能性があるということだ。関東大震災や第二次世界大戦によって日本の不動産が高騰したことは皆さんもご存じのところだ。こういった不幸な災難が格差を生じさせることは誰しもが気がついていることだ。それと同じことが起こらないか、正直、懸念している。

東京新聞TokyoWebより

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